ファイルメーカーの使い方を覚えたいあなたの為のブログ【画面を印刷する機能】
2018年09月28日 10:30 AM
tipsファイル
こちらは「ファイルメーカーの使い方を覚えたいあなたの為のブログ」のVer.17、18対応リニューアル版です。
今回は、「画面を印刷する機能」ということで
・画面そのものの印刷
・印刷レイアウトを作成して印刷
・PDFの作成
の3つをご紹介していきます。
・印刷範囲の表示方法「画面ステンシル機能」
・印刷時の余分な空白をなくしたい「空行の削除」
・Claris FileMaker 19 からの新機能「合計ページ挿入」
をご紹介しています。
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これはシリーズで連載しています。
①データを入力する器を作成する機能 V15|V17|V18|V19|2024
④データを変更する機能 V15|V17|V18|V19(入力を補助する機能をプラス)
⑤データをインポートする機能 V15|V17|V18|V19
⑥データをエクスポートする機能 V16|V17,18|V19
⑧データを表示する画面を作成する機能 V16|V17,18|続編(V19)
⑨画面を印刷する機能 V17,18|続編(V19) ←今回はここです
⑪処理を自動化する機能 V17,18|スクリプトトリガ編(V19)
⑫セキュリティに関する機能 V17,18|FileMakerファイルの暗号化/通信の暗号化(V19)
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印刷についてはFileMakerのヘルプ【情報のプレビューと印刷】に記載がありますので、こちらもご覧ください。
◇画面そのものの印刷
現在表示している画面をそのまま印刷することができます。
操作方法は、メニューバーの「ファイル」→「印刷」です。
印刷イメージを確認したい場合の操作は、ツールバーの「プレビュー」→「印刷」です。
印刷を選択するとダイアログが出てきます。
一番上で「対象レコード」、「現在のレコード」、もしくは「レイアウト」が選択できます。
対象レコード:現在の対象レコードすべてを印刷したい場合
(※対象レコードについては「データを表示する機能」で紹介しています。)
現在のレコード:今選択しているレコードだけ印刷したい場合
レイアウト:データを表示せずにレイアウトのみを印刷したい場合
となっていますので、自分が印刷したいデータに応じて選択しましょう。
FileMakerの印刷幅は固定です。Excelのように印刷範囲を選択して変更することはできません。
そのため、拡大/縮小を設定して印刷するか、印刷用レイアウトを用意する必要があります。
拡大・縮小はツールバーの「プレビュー」で印刷プレビューをし、「印刷設定」からプリンタの設定で印刷の倍率を変更してください。変更するとプレビュー画面に反映します。
印刷幅はどのようにするとわかるかというと、
レイアウトモード(レイアウトの編集)でメニューバーの「表示」→「改ページ」で表示される破線です。印刷設定から用紙サイズや印刷向きを設定後、確認して下さい。はみ出ている部分は印刷されません。
※↑実線に見えますが、実際は破線になっています。
このように印刷設定を変更しなくて済むようにレイアウトを作成することもできます。
次はこの方法をみてみましょう。
◇印刷レイアウトを作成して印刷
新しく印刷用のレイアウトを作成し、印刷をします。
新規レイアウト/レポートで一番右にある「プリンタ」を押すと、ラベルや封筒に適したレイアウトの大枠が自動で作成されます。
次の図は新規レイアウト/レポートで「コンピュータ」の「フォーム」を選択しています。
その後、メニューバーの「ファイル」→印刷設定で用紙サイズを設定し、
メニューバーの「表示」→「改ページ」を選択し、印刷幅を表示させました。
線の内側が印刷範囲なので、これに合わせてレイアウトを作成すると、拡大・縮小の必要なくレイアウト通りの印刷ができます。
「レイアウトにはあると便利だけど、印刷するときには非表示にしたい…」ということもあると思います(例えばボタンなど)。
その時はインスペクタパネルで「位置」→「スライドと表示」→「オブジェクトの表示」の『印刷時に非表示にする』にチェックを入れることで、印刷時に表示がされなくなります。
◇PDFの作成
作成したレイアウトを印刷だけでなく、PDFとして保存しておく。そういうこともFileMakerでは簡単にできます。
※PDFについてのFileMakerヘルプでは【PDFファイルでのレコードの保存および送信】に記載されています。
作成方法は印刷とほぼ同じです。
メニューバーからファイル→レコードの保存/送信→PDF(P)…
を選択すると簡単にPDFの作成・保存ができます。
これで紙の代わりにデータとして保存することができます。
ぜひ活用してみてください。
ということで、以上、【画面を印刷する機能】の紹介でした。