【FileMaker 19 Ver.】第9回「画面を印刷する機能」ファイルメーカーの使い方を覚えたいあなたの為のブログ

2021年07月05日 12:27 PM

Claris FileMaker 19


こちらの記事は「ファイルメーカーの使い方を覚えたいあなたの為のブログ」シリーズです。

第9回「データを印刷する機能」ということで

前Ver.の記事では

・画面そのものの印刷

・印刷レイアウトを作成して印刷

・PDFの作成

の3つをご紹介しました。

 

今回は Claris FileMaker の印刷レイアウト作成時に利用できる以下の3つの機能をご紹介します。

・印刷範囲の表示方法「画面ステンシル機能」

・印刷時の余分な空白をなくしたい「空行の削除」

・Claris FileMaker 19 からの新機能「合計ページ挿入」

 

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こちら全12回のシリーズで連載しています。

①データを入力する器を作成する機能 V15V17V18V19

②データを登録する機能 V15V17V18V19

③データを消去する機能 V15V17V18V19

④データを変更する機能 V15V17V18V19(入力を補助する機能をプラス)

⑤データをインポートする機能 V15V17V18V19

⑥データをエクスポートする機能 V16V17,18V19

⑦データを表示する機能 V16V17,18V19

⑧データを表示する画面を作成する機能 V16V17,18続編(V19)

⑨画面を印刷する機能 V17,18続編(V19)  ←今回はここです

⑩データを共有する機能 V17,18V19

⑪処理を自動化する機能 V17,18スクリプトトリガ編(V19)

⑫セキュリティに関する機能 V17,18FileMakerファイルの暗号化/通信の暗号化(V19)

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■印刷範囲の表示方法「画面ステンシル機能」

 

印刷範囲の表示方法として「改ページ」をご紹介しましたが、「画面ステンシル」を利用することもできます。

設定場所はレイアウトモードの右上の部分です。

 

アイコンの右横の▼マークをクリックすると以下のようなポップアップが出てきます。

 

「カスタムサイズ…」をクリックして印刷に利用する用紙サイズや特定のサイズに合わせて設定します。

今回はA4サイズに合わせて設定しました。

 

OKをクリックすると下図のようなオレンジ色の線が出現します。

 

オレンジ線に合わせてレイアウトを作成すれば、用紙サイズに適したレイアウトを作成できます。

用紙サイズの寸法は一般的にミリ単位で表示されることが多いですが、画面ステンシル機能の場合、設定はポイント単位です。

各用紙サイズのポイント単位の寸法はClarisサポートページに用意されていますのでご参照くださいませ。

Clarisサポート用紙サイズに適したレイアウトを設計するための画面ステンシルの利用

 

 

■印刷時の余分な空白をなくしたい「空行の削除」

 

下図のレイアウトを見ていただくと「宿泊メモ」のところに大きな空白があることが確認できます。

このような空白を詰めて印刷したい場合の方法をご紹介します。

設定場所は レイアウトモード → インスペクタ → 「位置」タブ(定規マーク)の「スライドと表示」です。

 

余白を詰めて印刷したいオブジェクト(ここでは宿泊メモ)を選択した状態で、下図の「空行の削除」の「上方へスライド」にチェックを付けます。

※「上方へスライド」にチェックを付ける場合、「上の全てのオブジェクトを対象」と「真上のオブジェクトのみ対象」のどちらかに必ずチェックを入れる必要があります。ここではどちらを選択しても差し支えありません。詳しくは後で記載します。

 

「対象を含むパートもサイズ変更する」にもチェックを付けます。

 

プレビューモードにして画面を確認すると下図のように空行がなくなります。

ページ数も2ページから1ページになりコンパクトに収まりました。

 

ただし、レコードの高さが可変ということは、1ページあたりのレコード数が固定されないということでもあります。見積書や請求書などは中途半端に改ページされてしまい、見栄えが悪くなる場合もあるので、用途に応じて使い分けましょう。

 

■「上方へスライド」設定の「上の全てのオブジェクトを対象」と「真上のオブジェクトのみ対象」の違い

どちらを選ぶかによってプレビュー画面が変わる場合がありますので、ご紹介します。

 

テキストフィールドが3つ並んだレイアウトを用意しました。下図はブラウズモードです。

テキストフィールド③の設定を「上の全てのオブジェクトを対象」と「真上のオブジェクトのみ対象」で比較してみます。下図はプレビューモードです。

 

このようにオブジェクトの配置が2列以上になるような場合は、オブジェクトの配置関係や設定によってスライドの仕方が変わります。

 

設定するオブジェクトから見た「上の全て」と「真上」の指す範囲は、下図のようにオブジェクトの境界線が基準になります。

 

ご自身の用途に合わせて設定を使い分けてくださいね。

ヘルプにも記載がありますのでご参照ください。

Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ:印刷時の余分なスペースの除去

 

 

■バージョン19からの新機能「合計ページ数挿入」

 

先ほどのレイアウトには日付・時刻・ページ番号を表示させていました。

 

この表示には、レイアウトモード → メニューバー「挿入」  → 「日付記号」・「時刻記号」・「ページ番号」を利用しています。

 

下図のように{{○○}}という形で挿入されます。

 

Claris FileMaker に用意されている記号であれば、この機能を使って簡単に挿入することができます。

「その他の記号…」をクリックすると数多くの記号が用意されていることが確認できます。

 

Claris FileMaker 19 から「ページ数」が新しく追加されました。この記号を使えば合計ページ数を簡単に挿入できます。

Ver.18までは、合計ページ数を表示させるために「マージ変数をレイアウトに配置して、プレビューモードで最後のページへ移動し、ページ番号を上記変数に設定」という作業が必要でした。

ブログ「Claris FileMaker 19 新機能(小ネタ編2)」でもご紹介しています。

 

各種帳票やレポートなど、印刷レイアウトを作成する機会は多いかと思います。

今回の内容が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

次回は第10回「データを共有する機能」です。

最後までお読みいただきありがとうございました!