【Claris カンファレンス2026】AIでシステムを『作る』だけでなく『点検する』ために使う Claris FileMaker開発の新しい品質確認
2026年10月13日 10:00 AM
Claris カンファレンス

今回のブログでも引き続き、Claris カンファレンス2026で弊社メンバーが登壇するセッションやワークショップについて詳しくご紹介します。
公式サイトだけでは伝えきれない「セッションの魅力」や「参加することで得られる学び」を、より深く知っていただくことができます。
前回までの記事はこちら↓
・【Claris カンファレンス 2026】Claris FileMaker Server スタンバイサーバーの実践術を学ぶ
・【Claris カンファレンス2026】ExcelからClaris FileMakerへ!在庫発注業務を半分にした改善と内製化への挑戦
・【Claris カンファレンス2026】AIエージェントで案件管理を変える!Claris FileMaker 活用術
・【Claris カンファレンス2026】「作った人しかわからない」をなくす!Claris FileMakerのブラックボックス化を防ぐ方法
・【Claris カンファレンス2026】社内開発者はどう増えた?三井金属が語る内製化のリアル【Claris FileMaker 内製化】
・【Claris カンファレンス2026】システムを開発した後に困らない!Claris FileMaker の開発ルール入門
この記事を読むメリットは以下3点です。
● 参加すべきかどうか判断できる
● セッションで得られる学びの具体像がつかめる
● セッションの学びを自分の業務にどう生かせるかイメージできる
Claris カンファレンス2026では、Claris FileMakerの活用事例や開発・運用について学べる、さまざまなセッションやワークショップが用意されています。
その中でも今回は、AIを活用した効率的なシステム開発に興味のある方や、AIを使ったClaris FileMaker開発がどこまでできるかの現在地を知りたい方に特におすすめのセッションをご紹介します。
【T-12|そのテスト、動かす前に AI へ読ませませんか 会議録・課題管理表・DDR/XML で実装の矛盾と修正漏れを検出する「実装レビュー型テスト」】について、内容のポイントや見どころを詳しく見ていきましょう。
どのセッションを選ぶべきか迷っている方にとって、選択の参考になる情報をお届けできれば幸いです。
| セッション概要 ● セッション番号: T-12 ● タイトル: そのテスト、動かす前に AI へ読ませませんか 会議録・課題管理表・DDR/XML で実装の矛盾と修正漏れを検出する「実装レビュー型テスト」 ● 日時: 2026年11月12日(木)10:00-10:45 ● 会場: B会場 ● 登壇者: 株式会社イエスウィキャン システムクリエイター部門 金子 愛美 ● サイトURL:https://www.claris.com/ja/conference/2026/session.html#T-12 |
はじめに
カスタム Appの開発を終えたら、画面を開き、値を入力し、ボタンを押して動作を確認する。
こうした「動かすテスト」は、開発後の大切な工程です。
一方で、計算式の修正漏れ、見落とされた関連レイアウト、仕様と食い違ったままの分岐などは、テスト手順書に確認項目がなければ最後まで不具合が見つからないことがあります。
不具合が残ったまま運用を始めると、誤ったデータが業務に使われるほか、原因調査や修正、再テストに余計な時間がかかります。
業務への影響や利用者からの信頼低下を防ぐためにも、運用前に不具合の候補を洗い出し改善された状態で運用が開始されることが重要です。
今回ご紹介するセッションのテーマは、操作テストの前にAIへ仕様と実装を読ませる「実装レビュー型テスト」です。
会議録、課題管理表、変更前後のデータベースデザインレポート(以下DDR)やXMLを材料に、AIが論理的な矛盾や修正漏れ、影響が及ぶ可能性のある箇所を探します。
人による確認だけでなく「AIの視点」を加えることで、広い範囲を一定の観点で点検し、見落としやすい不具合の候補を効率よく洗い出せます。
AIの指摘をもとに人が重点的に確認することで、テストの精度向上や確認時間の短縮が期待できます。
セッションの見どころ
本セッションの見どころは、人間が操作テストを始める前に、AIを使って仕様と実装の食い違いや修正漏れの候補を洗い出す、新しいテストの考え方を学べる点です。
Point 1|操作テストの前に、仕様と実装の矛盾を探す
ご紹介するAIを活用したテストは、画面やボタンを自動操作するテストではありません。
会議録や課題管理表に記録された仕様と、変更前後のDDR/XMLから読み取れる実装をAIに照合させ、論理的な矛盾や修正漏れの候補を洗い出します。
操作テストを始める前に確認すべき箇所を整理することで、人間のテストの作業漏れを減らし、より重点的な動作確認につなげられます。
Point 2|既存の資料をテストに活用する
AIへ渡す材料は、変更前後のDDR/XMLだけではありません。
過去の会議録、課題管理表なども組み合わせることで、「何を変更する予定だったのか」と「実際にどのように変更されたのか」を比較できます。
これまで記録・保管で終わりだった資料などを、システムの品質確認のための情報として活用できる点も大きな特徴です。
Point 3|実案件で見つかった確認ポイントを知る
実際の弊社のプロジェクトで実装レビュー型テストを試したところ、計算式の修正漏れ、関連箇所の矛盾、追加で動作確認すべき箇所を発見できました。
セッションでは、AIレビューによってどのような問題を見つけられるのか、反対にどのような問題は検出しにくいのかを、実践的な視点から学べます。
Point 4|AIの指摘を人の確認につなげる
AIが示した内容は、不具合の確定判定ではありません。
誤った指摘や見落としが含まれる可能性があるため、最終的な判断は人が行います。
開発物を人に渡す前にAIレビューを通す、新しい標準作業の考え方を学べます。
セッションで得られるもの
参加後には、以下のような学びを持ち帰ることができます。
● 操作テスト前にやるべき「実装レビュー型テスト」の考え方と、テスト工程での位置づけ
● 会議録・課題管理表・変更前後のDDR/XMLを、AIへ渡すコンテキストとして構成する方法
● 計算式の修正漏れ、仕様との矛盾、影響箇所の候補など、検出できる不具合の種類
● AIが検出できることと、検出できないことの切り分け
● 顧客情報や機密データを含む資料をAIレビューへ渡す際の実務上の注意点
初心者・中級者・上級者、それぞれが得られる学び
<初心者>
● 操作テストだけでは見つけにくい修正漏れがあること
● 実装レビュー型テストと操作テストの違い
● 会議録や課題管理表を実装確認に活用する考え方
● AIの指摘をそのまま正解とせず、人が確認する必要性
<中級者>
● 変更前後のDDR/XMLを活用する方法
● 仕様情報と実装情報をAIへ渡すコンテキストの組み立て方
● AIが検出する範囲と、人が判断する範囲の切り分け
● AIが示した影響箇所を、人が確認・修正につなげる流れ
● AIが見つけた計算式の修正漏れや関連箇所の矛盾の実例
<上級者>
● 実装レビュー型テストをチームの標準工程へ組み込む考え方
● 既存のテスト工程の中での実装レビュー型テストの位置づけ
● 顧客情報や機密データを含めずにAIへ資料を渡すための注意点
こんな課題を抱えている方におすすめ
● 改修に伴う品質低下やテスト漏れに不安を感じている方
● テスト工数の配分を見直したい開発リーダーや品質管理の担当者
● DDRの存在はわかっているものの、活用方法がイメージできていない方
● AIについてシステムを『作る』用途以外でも使いたい方
● 改修による関連機能の不具合に悩んだ経験がある方
一つでも当てはまる方は、ぜひ本セッションへお越しください。
スピーカーのご紹介

●氏名: 金子 愛美
●所属部署: システムクリエイター部門
●普段の業務: Claris FileMaker でのシステム開発
●開発歴: 約8年半(FileMaker 11の改修から最新バージョンでの開発まで対応)
●過去に携わった案件:
・Salesforce連携
・クラウドサイン連携
・健康診断管理システム
・清掃管理システム
・案件管理システム
・問い合わせ管理システム
など多様なシステム開発に携わってきました。
●メディア:
Claris Engage カンファレンス 2025
Claris Studio で簡単データ収集!~業務にフィットするカスタムビューと計算式の基礎~
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Claris Studio実践!営業パイプラインを作成してみる
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第2回:Claris FileMaker でよく実装する機能を Claris Studio でやってみよう!
弊社ブログ
Claris FileMaker 2026
– スキャンしたPDFのテキスト取得に対応!GetTextFromPDF / GetLiveText
Claris FileMaker 2026
– 再ログインやダイアログまわりのちょっと嬉しい改善
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– 添付PDFや複数ページのPDF印刷処理が楽になりました!
まとめ
文章を人へ渡す前に誤字や脱字を確認するように、開発したシステムもテスト担当者へ渡す前にAIレビューを通す。
実装レビュー型テストは、そんな新しい品質確認の習慣を提案します。
会議録や課題管理表に残る仕様の背景と、DDR/XMLに表れる実装をAIへ読ませることで、操作テストだけでは気づきにくい矛盾や修正漏れの候補を洗い出します。
AIに任せきるのではなく、人による確認と操作テストをより的確にするために使う。
本セッションは、AIを開発の「生成役」から「点検役」へ広げる具体的なヒントを届けます。
Claris カンファレンス2026やその他セッション、ブース等のご紹介もおこなっています。
詳細はこちらをご確認ください。
▶ AI導入・内製化を進めたい企業様へ|【参加無料】AI活用・内製化の最新事例を3日で学べる Claris カンファレンス2026のご紹介
Claris カンファレンス2026
【日程】2026年11月11日(水)~13日(金)
【会場】虎ノ門ヒルズフォーラム
【URL】 https://www.claris.com/ja/conference/2026/
【参加】参加費無料/事前登録制
問い合わせ先
株式会社イエスウィキャン
【TEL 】03-3797-3921(平日10:00~18:00)
【Mail】ywcinfo@ywc.com
【LINE】@335oxitc
このブログ内では一部、株式会社イエスウィキャンが承認した生成AIツールを利用しています。
