【Claris カンファレンス2026】「作った人しかわからない」をなくす!Claris FileMakerのブラックボックス化を防ぐ方法
2026年09月11日 10:00 AM
Claris カンファレンス

今回のブログでも引き続き、Claris カンファレンス 2026で弊社メンバーが登壇するポスターセッションについて詳しくご紹介します。
公式サイトだけでは伝えきれない「セッションの魅力」や「参加することで得られる学び」を、より深く知っていただくことができます。
前回までの記事はこちら↓
・【Claris カンファレンス 2026】Claris FileMaker Server スタンバイサーバーの実践術を学ぶ
・【Claris カンファレンス2026】ExcelからClaris FileMakerへ!在庫発注業務を半分にした改善と内製化への挑戦
・【Claris カンファレンス2026】AIエージェントで案件管理を変える!Claris FileMaker 活用術
この記事を読むメリットは以下3点です。
● 参加すべきかどうか判断できる
● セッションの“学びの具体像”がつかめる
● セッションが自分の業務にどう役立つかイメージできる
Claris カンファレンス 2026では、さまざまな業種・業務におけるClaris FileMakerの活用事例や、開発・運用のヒントを学べるセッションが用意されています。
その中でも今回はClaris FileMakerシステムを作った人にしか運用・管理がわからない属人化した状態に不安を感じている方や、Claris FileMakerの内製化担当者をこれから育てたい方 に特におすすめのセッションをご紹介します。
「L-3|開け!ブラックボックス 『作った人しかわからない』をなくす仕組み ― 内製化担当者育成と属人化防止の実践」について、内容のポイントや見どころを詳しく見ていきましょう。
どのセッションを選ぶべきか迷っている方にとって、選択の参考になる情報をお届けできれば幸いです。
| セッション概要 ● セッション番号: L-3 ● タイトル: 開け!ブラックボックス 「作った人しかわからない」をなくす仕組み ― 内製化担当者育成と属人化防止の実践 ● 日時: 2026年11月13日(金)12:20~13:05 ● 会場: A会場 ● 登壇者: 株式会社イエスウィキャン システムコーディネーター部門 村山 大貴 ● サイトURL:https://www.claris.com/ja/conference/2026/session.html#L-3 ※本セッションはランチョンセッションです。お弁当は入室時に先着順で提供され、数に限りがあります。事前登録が満席の場合でも、当日に入場できる場合があります。 |
はじめに
みなさんはこのような状況に心当たりはないでしょうか?
● システムの仕様を理解している人が社内に一人しかいない
● 担当者が休むと、システムについての相談や修正、トラブルに対応できない
● なぜ現在のシステム仕様になったのか、社内に記録が残っていない
● スクリプトを変更したいが、どこに影響するのかわからず変更するのが怖い
● 前任者の退職や異動によりシステムを管理できる人がいない
システムが現在動いているからといって、明日も安心してシステムを運用・管理できるとは限りません。
「日常業務で使えている」「エラーは発生していない」
このような状態は、あくまでトラブルや不具合といったシステム上の問題が表面化していないだけの可能性が高く、組織として安全に利用し続けられる状態であるとは必ずしも言えません。
本当に必要なのは、組織として
● どういった背景でこのシステム仕様になっているのか
● 変更すると、どこに影響するのか
● 問題が起きたとき、どこから確認すればよいのか
といった問いに答えられることだと考えます。
「システムが動いている」ことと、「組織としてシステムを理解できている」ことは同じではありません。
ブラックボックス化のリスクは、システムが止まったときだけでなく、担当者がいなくなったときに初めて表面化することがあります。
本セッションでは、こうした「作った人しかわからない」状態がなぜ生まれるのかを紐解きながら、担当者の育成と知識を残す仕組みの両面から、ブラックボックス化を防ぐ方法をご紹介します。
セッションの見どころ
本セッションの魅力は、「開発技術を担当者に勉強してもらう」だけでは終わらない、継続可能な内製化の考え方を学べる点です。
Point 1|
システムが「動いている」と「理解できている」の違い
正常稼働しているシステムでも現在のシステム仕様について理解できなければ、変更の影響を判断できなかったり、安全に引き継げる状態とはいえなかったりする場合があります。
本セッションでは、システムを組織として理解できている状態を整理し、ブラックボックス化に気づくための視点をご紹介します。
Point 2|
ブラックボックス化を解消するコツ
ブラックボックス化を防ぐには、システムを理解し判断できる「人」と、その人の知識を組織に残す「仕組み」の両方が必要です。
人だけを育てても知識が一人に集中すれば、新たな属人化が生まれます。
一方、ルールや資料だけを用意しても、内容を理解し更新できる人がいなければ形骸化します。
本セッションでは、この2つを同時に育てるための最初の一歩を整理します。
Point 3|
初心者が内製化担当者として成長する段階
最初から、新しいシステムを一から作れる開発者を目指す必要はありません。
本セッションでは、担当者の成長をいくつかの段階に整理します。
その段階が明確になることで、担当者本人だけでなく、育成する上司や支援者も「次に何を学ぶべきか」「何を支援すべきか」考えやすくなります。
Point 4|
内製化を選ぶ場合の、担当者育成と会社の支援
「若いから」「パソコンに詳しそうだから」「Excelが得意だから」という理由だけで、内製化担当者を決めてしまうことはないでしょうか?
内製化担当者には、開発技術だけでなく様々なスキルや姿勢が求められます。
また、育成を担当者本人の努力だけに任せず、組織として支援することも重要です。
担当者選びのコツと、会社が用意すべき育成環境のヒントを提供します。
セッションで得られるもの
参加後には、以下のような学びを持ち帰ることができます。
● Claris FileMakerがブラックボックス化する原因を整理することができる
● 初心者から内製化担当者として育てる段階をイメージできる
● 内製化担当者を選ぶ際のポイントがわかる
● 属人化を防ぐためのコツを学べる
● 担当者育成のための自学習と伴走支援のどちらが自社に適しているか判断するヒントが得られる
「担当者を一人育てて終わり」ではなく、知識を組織へ残し、誰が担当しても運用を引き継いでいける状態を作るためのヒントとなるセッションです。
初心者・中級者・上級者、それぞれが得られる学び
<初心者>
● 最初から開発者を目指さない段階的な成長過程
● システムの仕様を組織で共有する考え方や内製化担当者として必要なスキル
<中級者>
● 自分に集中している知識を、チームへ渡す方法
● 変更理由や影響範囲を記録するポイント
● レビューや共有を日常の開発に組み込む方法
<上級者>
● ブラックボックス化を防ぐ運用体制の考え方
● 内製化と外部支援を適切に組み合わせる方法
● 内製化を選ぶ場合の担当者育成と組織的な支援
● 担当者が変わっても継続できる仕組み
こんな課題を抱えている方におすすめ
● Claris FileMaker の引き継ぎに不安を感じている
● システムがすでに属人化・ブラックボックス化している
● 内製化を進めたいが、何から始めるべきかわからない
● 社内の一人に問い合わせや改修依頼が集中している
● 開発ルールや変更履歴を整備したい
● 外部の開発会社と協力しながら、社内にも知識を残したい
1つでも当てはまる方は、ぜひ本セッションへお越しください。
スピーカーのご紹介

●氏名: 村山 大貴
●所属部署: システムコーディネーター部門
●普段の業務: Claris FileMaker の導入サポート、システムの要件定義作成サポート
●過去に携わった案件:
建設業の工事管理・原価管理システム
卸売業の受発注基幹システム
教育業の人事管理システム 製造業の販売管理システム など多数
●メディア:
Claris カンファレンス2023
・社内で使うシステムを自分たちで開発したい皆様へ「失敗しない」ためのポイントをプロがお教えます。
→録画はこちら
Claris カンファレンス2024
ミートアップ:~「失敗しない」システム開発のために~ 初めての要件定義作成体験
Claris カンファレンス2025
AI 初心者でもできた!Claris FileMaker で始める“RAG +メール返信生成“入門
Claris WEBセミナー
コード不要!Claris FileMaker 2025 で実践する AI 応答生成とプロンプト術 – Claris FileMaker で始める“RAG+メール生成”入門 第 2 回
→ 録画はこちら
まとめ
このセッションでは、Claris FileMakerの操作や開発技術だけでなく、担当者がどのように成長し、学んだ知識をどのように組織へ残していくかを取り上げます。
大切なのは、すべての開発を自社だけで行うことではありません。
自社でシステムの目的や構造を理解し、変更の必要性を判断できること。そして、判断の理由や変更内容を、ルール・記録・レビューを通じてチームに残すことです。
Claris FileMakerのブラックボックス化は、ある日突然起こるものではありません。
現場の要望に応じた小さな変更や例外処理が積み重なり、その理由や知識を共有する仕組みが追いつかなくなることで、ゆっくりと静かに進行します。
内製化は、ブラックボックス化を防ぐための選択肢の一つです。
ただし、内製化を「自社だけですべてを抱え込むこと」と捉えると、社内の一人へ依存する新しい属人化を生みかねません。
必要に応じて外部の専門性を借り、その過程で得た知識を社内に残すことも、内製化を支える重要な取り組みです。
Claris FileMakerのブラックボックス化を防ぐために必要スキルや考え方を、このセッションを通してブラッシュアップしてみませんか?
引き継ぎや担当者育成、内製化に課題を感じている方は、ぜひセッション選びの参考にしていただければ幸いです。
Claris カンファレンス2026やその他セッション、ブース等のご紹介もおこなっています。
詳細はこちらをご確認ください。
▶ AI導入・内製化を進めたい企業様へ|【参加無料】AI活用・内製化の最新事例を3日で学べる Claris カンファレンス2026のご紹介
Claris カンファレンス2026
【日程】2026年11月11日(水)~13日(金)
【会場】虎ノ門ヒルズフォーラム
【URL】 https://www.claris.com/ja/conference/2026/
【参加】参加費無料/事前登録制
問い合わせ先
株式会社イエスウィキャン
【TEL 】03-3797-3921(平日10:00~18:00)
【Mail】ywcinfo@ywc.com
【LINE】@335oxitc
