Claris FileMaker 2026 – 再ログインやダイアログまわりのちょっと嬉しい改善

2026年06月23日 10:00 AM

Claris FileMaker 2026


皆様こんにちは!

Claris FileMaker 2026 (以下、FileMaker 2026) では、AI や PDF 関連の新機能に注目が集まっていますが、実は日々の開発で役立つ「ちょっと嬉しい改善」もいくつか追加されています。
今回はその中から、次の3つをご紹介します。

  • 再ログイン(データソース指定)
  • Get (アカウントパスワードの残り日数)
  • カスタムダイアログのサイズと位置指定

<この記事でわかること>

  • 関連ファイルの再認証が楽になりました
  • パスワード期限切れまでの残り日数を取得できるようになりました
  • カスタムダイアログのサイズと位置を指定できるようになりました

◆関連ファイルの再認証が楽になりました

●何ができるようになったのか

今回、「再ログイン」スクリプトステップが強化されました。
これまでは、再ログインを実行できるのは現在のファイルのみでした。
そのため、関連ファイル(外部データソース)を再認証したい場合は、対象ファイル側に再ログイン用スクリプトを用意するか、ファイルを開き直す必要がありました。

FileMaker 2026 では、再認証する外部データソースを指定できるようになりました。
これにより、現在のファイルから関連ファイルの再ログインをする機能をスクリプト1つで簡単に作成できるようになりました。

●使用例

例えば、アクセス権セットやアカウント設定を変更した後の動作確認を行うケースです。
Master ファイルのアクセス権セットを変更したあと、Menu ファイルから Master ファイルを指定して再ログインすることで、新しい権限での動作をすぐに確認できます。

・スクリプト

・スクリプト実行の挙動

再ログインの詳細については、Claris のヘルプをご参照ください。

パスワード期限切れまでの残り日数を取得できるようになりました

●何ができるようになったのか

今回、新しい関数「Get (アカウントパスワードの残り日数)」が追加されました。
これまでパスワード変更の運用については、例えば以下のような方法を取られている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 管理者が定期的に一括で変更
  • ユーザに定期的に促す
  • 既存機能を使用(アクセス権セットでパスワード変更を要求する間隔を設定でき、期限が来ると、ログイン後にパスワード変更のダイアログを表示)

FileMaker 2026 では、新しい関数により、現在ログイン中のアカウントについて、「パスワード変更が必要になるまであと何日あるか」を取得できるようになりました。
これにより、ログイン後に「Get (アカウントパスワードの残り日数)」を判定し、パスワード期限が近づいているユーザへ通知することができます。

●使用例

パスワードの有効期限が近づいているユーザへ、ログイン時にメッセージを表示するケースです。
例えばログイン時に残り日数を判定し、期限まで14日以内になったらメッセージを表示してパスワード変更を促すことができます。

なお、「Get (アカウントパスワードの残り日数)」の戻り値は次のとおりです。

戻り値意味
1以上パスワード変更期限までの日数
0本日が有効期限日(または期限を過ぎている)
-1パスワード期限なし、または対象外のアカウント

本関数の詳細については、Claris のヘルプをご参照ください。

・スクリプト

・スクリプト実行の挙動

カスタムダイアログのサイズと位置を指定できるようになりました

●何ができるようになったのか

今回、「カスタムダイアログを表示」スクリプトステップが強化されました。
従来のカスタムダイアログは、サイズ変更や表示位置を指定できませんでした。表示位置やサイズはユーザが操作した状態が引き継がれるため、開発者が意図した位置や大きさで表示することはできませんでした。

FileMaker 2026 では、カスタムダイアログのサイズと位置を指定できるようになりました。
また、メッセージ内容が表示領域を超える場合にはスクロールバーも表示されるようになりました。

●使用例

締め処理前に、対象件数や実行内容、実行後は元に戻せない旨を確認するケースです。
対象件数や実行内容などが含まれる少し長めのメッセージを事前に決めたサイズ(幅100pt×高さ300pt)で表示させます。
また、現在のウインドウ中央へ表示するための表示位置を計算式で指定しています。

・スクリプト

・スクリプト実行の挙動

・ダイアログ内のスクロール
ダイアログサイズよりメッセージが長い場合は、このようにスクロールして確認することもできます。

今回ご紹介したサイズや位置指定以外にも設定項目があります。
詳しくは Claris のヘルプをご参照ください。

◆まとめ

今回ご紹介した3つの機能は、派手な新機能ではありませんが、実際のシステム開発や運用では効果の高い改善です。
特に複数ファイル構成のシステムや、セキュリティポリシーを重視する業務システムでは活躍しそうですね。
ぜひ、みなさんも試してみてください。

その他の Claris FileMaker 2026 の魅力的な機能についても
順次ブログを公開していますので、ぜひご覧ください!

Claris FileMaker 2026 に関するご質問やお問い合せ

さて、新しい Claris FileMaker 2026 いかがでしょうか?
皆様が気になっていること、知りたいこと、ぜひ弊社に教えてください。
ボリュームライセンスについて、新機能についてのご質問などもお待ちしています。

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