ファイルメーカーの開発のヒント(初心者向け編)「ポータルを使ってみよう!(削除編)」

2012年04月10日 12:09 PM

ファイルメーカーのTips


今回はポータル行の削除編です。

 

ここでいきなり読み始めた方は、よく分からないかもしれません。 よろしければ、過去の内容をご覧くださいませ。
1回目:ファイルメーカーの開発のヒント(初心者向け編)「ポータルを使ってみよう!」
2回目・ファイルメーカーの開発のヒント(初心者向け編)「ポータルを使ってみよう!(挿入編)」

 

 

普通にポータル行を削除するのであれば、スクリプトの「ポータル行の削除」を使うことで簡単に 実現できます。

しかし、前回の挿入編で、行番号をつけて挿入する方法を使いましたので 今回の削除では、 ・ポータル行を削除し、 ・行番号を正しく振りなおす という手順が必要となります。

 

たとえば 3行目を削除した場合、 行番号は 1→2→4 となり、3が欠けてしまいます。

これを  1→2→3 となるように振りなおすわけです。 ここで行番号を振りなおさないと、ポータル行の挿入時に正しく 動かない場合が出てくるためなので、

削除だけしたい!という場合は、この部分は省略しても大丈夫です。

ということで、実際のスクリプトはこんな感じです。

ポータル行を削除 ↓ その見積書の明細のレコードのみを表示 ↓ 行番号でソート ↓ 行番号を1から始まるシリアル値で置き換え

という流れとなっています。

 

ただし、1点注意があります。 ポータル行を削除して、ポータル行が0(ゼロ)行になってしまった場合は 行番号を振りなおす部分は、実行されないようにしなければなりません。

そのため、 If [ isEmpty(見積明細::見積ID)=0 ] という条件をつけています。

 

今回の削除編は、前回の挿入編を踏まえて考えると、比較的簡単だったのではないでしょうか?

 

次回はポータル行を印刷する!編です。

ポータルはそのまま画面印刷すると、行が増えた場合、ポータルに表示されない行が出てきてしまいますね。

この問題を解消し、かつ、定型フォーマットで印刷する方法を記載します!