FileMaker 16の新機能 「OAuthを使ってFileMakerにログインしよう!-Google設定編-」

2017年05月26日 12:00 PM

FileMaker 16以前


OAuth認証がFileMaker Pro 16から使用できるようになりました。

前回、「OAuthを使ってFileMakerにログインしよう!-FileMaker設定編-」の記事にて
FileMaker側での設定に関してご紹介しました。

1.FileMaker Server 16 AdminConsoleでの設定(前回記事)
2.Googleでの設定
3.Google設定を利用し、FileMaker Server 16 AdminConsoleでの設定を追加(前回記事)
4.カスタム AppにGoogleのユーザーを設定(前回記事)

今回は「2.Googleでの設定」に関してご紹介します。

FileMaker Server 16 AdminConsoleのOAuth設定ダイアログから
「Google API Console」をクリックします。

クリックするとGoogleのOAuth認証に関しての
使用/設定方法が記載されたWebページにリンクされます。

英語で記載されているので、
本記事では日本語どのように操作をしていけばよいのか
ご紹介します。

Webページ上部に記載されている
「Google API Console」をクリックしてリンクを開きましょう。

API ManagerというWebページが開きます。
まずはどのAPIを使用するにしても
プロジェクトを作成する必要があります。
左上の「プロジェクトを選択」から新規プロジェクトを作成しましょう。

右上の「+」ボタンをクリックします。

プロジェクト名を設定して「作成」ボタンをクリックします。

プロジェクトを作成したら、早速OAuthの認証の設定を行っていきましょう。

API Managerの認証情報をクリックし、
ドメインの確認をクリックします。

FileMaker Server 16 で使用しているドメインを確認し、入力しましょう。

FileMaker Server 16 AdminConsoleのURLを例とすると以下の[ドメイン]部分です。
https://[ドメイン]:16000/admin-console

ドメインを追加すると「所有権を確認する」のダイアログが表示されるので
「確認する」を選択してください。

追加したドメインの所有者であることを証明するために
DNSサーバーへのTXTレコードを追加する必要があります。
追加方法に関しては利用しているDNSサービスによって異なるため
確認をしてみてください。

DNSサーバーにTXTレコードの追加を行うと、
ドメインの所有権が確認され、
許可されたドメインに登録されました。

次に「OAuth同意画面」を選択肢
OAuthで使用したいメールアドレスを選択します。

※複数人で利用する場合にはGoogleグループを作成し、
グループを選択してください。

最後に認証情報に関して設定を行います。
アプリケーションの種類では
「ウェブアプリケーション」を選択しましょう。
名前には自身でわかりやすい任意のものを設定してください。

また、承認済みのリダイレクトURLには
FileMaker Server 16 AdminConsoleにて指定されていたものを設定します。

参考:FileMaker Server 16 AdminConsole設定画面

画像赤枠部分をGoogle API Managerの承認済みのリダイレクトURLに設定します。
[ドメイン]と[sslport]は置き換えて設定してください。
https://[ドメイン]:[sslport]/oauth/redirect

上記を設定の上、「作成」ボタンをクリックしてください。

OAuthクライアントのクライアントIDとクライアントシークレットが表示されます。

FileMaker Server 16 AdminConsoleで
GoogleクライアントIDとGoogleクライアントシークレットの箇所に
先ほどのIDとシークレットを入力し保存しましょう。

これで「2.Googleでの設定」の設定完了です。
前回の記事と合わせてOAuthの設定を行ってみて
カスタム Appへのログインを試してみてください。