事例紹介:ひとり開発でも開発ルールを統一し改修しやすいシステムへ【日本食品商事株式会社様】

2023年04月05日 12:00 AM

導入事例


突然ですが、社内開発の際に開発ルールは統一されていますか?
属人化してしまうと業務の変化に対応しやすい Claris FileMaker(以下、FileMaker ) の⾧所が活かせなくなります。開発ルールを統一することで属人化を防ぎ、メンテナンス性の良いシステム開発を進めていくことが可能です。

Yes!開発ルール講座とは

弊社が提供している「Yes!開発ルール講座」はイエスウィキャンの開発者が実際の開発で取り入れているルールとノウハウを習得するための座学と課題演習を交えた講習です。

システム開発の属人化が進んで手をつけることができないというお悩みを抱えていらっしゃるお客様からお問い合わせを多くいただいており、ご受講されたお客様からご好評をいただいております。

開発ルール講座受講の事例紹介や開発ルール講座の重要性については、別にブログがございますので、こちらからご覧ください。

<事例紹介>
【事例紹介】新サービス「Yes!開発ルール講座」受講まで ~ お客様インタビュー ~

<開発ルール講座の重要性について>
【新サービス】Claris FileMaker の ”開発ルール” に特化した講座「Yes!開発ルール講座」

今回は実際に開発ルール講座を受講した日本食品商事株式会社の名越様に受講後、同講座についてお伺いしました。

居酒屋店舗運営の日本食品商事株式会社様

日本食品商事株式会社様は、昭和 23 年(1948 年)に創業。昭和の中頃、大衆酒場として開業し、現在はやえす初藤、しんばし初藤と居酒屋松竹梅の3店舗の居酒屋運営を行っています。
公式サイトは↓こちら↓からご覧ください。
https://hatsufuji.com/(外部サイト)

店舗で利用する日報報告システムを社内で開発

FileMaker で作成した日報報告システムを各店舗で利用しています。その日の売上や小口現金、仕入れ等のお金の出入りも併せて管理しています。

各店舗の日報報告の内容は、入力後に FileMaker のバックグラウンド処理により自動でメールがされ、都度経営層が確認できるようにしています。

この日報管理システムは、 6 年前に別の開発会社で日報報告システムを作成するための開発技術講習を受講し開発したものですが、現在まで大きな改修をすることなく利用を続けられています。

インボイス制度への対応や請求書等のペーパーレス管理をするための改修をきっかけに開発ルール講座を受講

開発業務に関しては、省人化によりかけられない環境のため、当初より一人で対応してきました。

おそらく今後も体制は変わらず一人でシステムを運用していくことになると思います。そのため、省人化を維持していくためにも新たな制度や書類の電子化に対応させる等、現在のシステムを大幅に改修する必要が出てきました。

ところが、いざ改修をしようとするも開発技術講習を受講してからかなりの年月が経っているため、過去のプログラム設計に関するルールを思い出せず、さらにドキュメント化していなかったためにすぐに手を付けられる状態ではありませんでした。

今後もこのような改修や新たにシステム開発をする機会が訪れた際に開発ルールを統一させておけば、過去に行ったプログラミングを容易に把握することができ、改修・開発に係る時間を大幅に短縮できるのではと考えていました。

ちょうどそのタイミングでイエスウィキャンの開発ルール講座というサービスを知り、業界トップクラスの開発ノウハウに興味を持ち、今後の開発に取り入れていきたいと思い受講することにしました。

受講前にイエスウィキャンと打ち合わせをした際、「FileMaker の数ある開発ノウハウの中でも先ずはセキュリティについて知りたい」とお話したことから講習型開発をご案内いただきました。
ですが、FileMaker を実際に開発している方から直接横断的にノウハウを受講できる機会はなかなかないと思い、セキュリティに絞った講習型開発ではなく開発ルール講座受講を選択しました。

以前より私 1 人では FileMaker のシステムを開発・改修するためのノウハウが全く足りていないと感じていたため、開発ルール講座はイエスウィキャンが実際に取り入れている開発ルールやノウハウを幅広く学習できるということでとても興味がありました。
今後は開発ルール講座で学んだノウハウを活かして開発を進めていき、それでもわからない箇所が出てくれば追加で講習型開発を受講しようと考えています。

開発ルール講座でアカウントとアクセス権の注意点を学ぶ

システム導入時はログインで混乱するユーザーが多いと感じたためアカウント 1 つで運用することになりました。その反面、社内でアカウントを統一してしまったことによりなりすましで日報を作成できてしまうなど、セキュリティ上の問題がありました。
今後のシステム拡張でユーザーごとに内容が異なる書面の確認をお願いすることも考えていたため、改修後のシステムではアカウント 1 つでは運用できないと感じていました。
そういった問題も、第 6 回目の講座【アカウントとアクセス権セット、カスタムメニューについて】の内容で一発解決できそうでした。

今後はサーバーのクラウド化も考えていたため、クラウド化する場合のアカウントとアクセス権セットの注意点も同時に学べたことも良かったと感じています。

開発ルール講座を終えて

ペーパーレス化に対応していくためのシステム構築を考えています。例えば、PDF 等の納品書や請求書を FileMaker で管理、会計システムとの連携、また、固定資産管理や在庫管理のシステムの構想を少しずつですが練っているところです。

第 4 回目【スクリプトについて】の講座では「コメントルール」について学習しました。この内容はすぐにでも試していきたいですね。誰が何のためにどのようにして手を加えたのかということをコメントしておけば、現在直面している過去のプログラミングの意図を忘れてしまい修正するにも手が付けられない、ということが防げますね 。

今後は FileMaker を存分に利用してイエスウィキャンの開発ルール講座をもとに改修のしやすいシステムを作り上げることを目指します。

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いかがでしたでしょうか?

日本食品商事様は開発ルール講座受講後、お客様にてシステム構築に取り組んでいます。
開発ルール講座はグループ開発に向けた内製化支援サービスではありますがこのように今後のシステム開発をスムーズに行うためのルール統一のために受講していただくケースもございます。

日本食品商事株式会社様では今後も名越様でシステム開発に取り組むとのことでしたが、今後の後継者を育てるためにも現段階でルール化しておくことでスムーズに引継ぎを行うことが可能です。

是非ご興味がございましたらお気軽にご相談ください

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