【事例紹介】新サービス「Yes!開発ルール講座」受講まで ~ お客様インタビュー ~

2022年10月13日 12:00 PM

導入事例


弊社では開発ルールは社内でシステム内製化を進めるユーザーを手助けするツールだと考え、2022年5月9日に「Yes!開発ルール講座」というサービスをスタートしました。

“開発ルール”とは複数の開発者で開発する際、命名規則やコードの書き方などを統一したルールのことです。
弊社で実際に取り入れている開発ルールを座学と課題演習を交えた講座で伝授します。

フィールドやテーブルオカレンスなどの命名規則や、リレーションシップグラフの定義や管理の仕方、スクリプトのコメントルールや押さえておくべき点など、全6項目に対して、” 体系立てて開発を行うために必要な内容” を学ぶことができる講座となっております。

開発ルールの重要性については、別にブログがございますので、こちらをご覧ください

弊社の開発ルール講座は、すでに数社の企業様に受講していただいています。
その中から今回は受講を終えた、ある企業様にインタビューにご協力をいただきました。

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今回、インタビューを実施したお客様の情報は以下の通りです。
・半導体メーカー
・現在、生産部門にて6名でClaris FileMaker でのシステム開発を行っている

Q1.Claris FileMakerで開発を行っているシステムはどういったシステムですか?

オンプレミスサーバーとクラウドサーバーの2つの環境それぞれで
システムを開発・運用しています。

オンプレミスサーバーでは、生産仕掛棚に置かれたロットを特定し情報を生産指示とともに表示する「仕掛棚モニタApp」、詳細の稼働分析のため作業者が装置の稼働状態をiPadで簡単に入力する「装置ステータス入力App」、生産実行データベースの操作権限の登録や棚卸できる「権限登録App」を運用しています。

クラウドサーバーでは、工場内設備の点検作業を管理する「プラント管理App」、従業員や取引先の所在地を可視化し災害対策に利用するための「BCP(事業継続計画)マップApp」、事務所退館時の点検作業を管理する「事務所チェックシートApp」を運用しています。

開発はローカル環境で行い、サーバーへアップロード後、動作確認をし、運用を開始しています。

Q2.これまでどのような体制で開発を行っていましたか?

基本的には、1つのアプリに対して1人で行っています。
開発を2人で行っているケースであっても、1人はサポートという立場での参加になることがほとんどで、複数名で開発を行うケースはありませんでした。

Q3.これまで複数名のチーム開発を行う中での課題や問題点、困っていたこと等ありましたか?

それぞれのメンバーのこれまでの業務経験の違いが大きく、チームでの開発を行う前提に立った業務の進め方ができていませんでした。

Claris FileMakerによる開発をできる課内メンバーが増えてきているため、今後、チーム開発を行うためにも、開発フローの標準化をすべきと考えています。

Q4.今回、弊社サービス「Yes!開発ルール講座」を受講された理由を教えてください。

当社の中でも、高いスクラッチ開発スキルとClaris FileMaker開発スキルを併せ持ち、Claris FileMakerの長所を理解しているエンジニアに、Claris FileMakerの『チーム開発には不向き』と感じていたため、Claris FileMaker開発のスペシャリストチームが、どの様にカバーしているのかについて、蓄積されたノウハウを学んでもらい、開発ルールに展開する事で、他のエンジニアへの波及を期待しています。

これらのノウハウは社内開発や、おひとり様開発だけでは得がたいものと考えています。

Q5.Claris FileMakerの社内開発ルールを制定した後のシステムに対する展望などあれば教えてください。

スクラッチ~Claris FileMakerローコードに渡る汎用的な、ソフトウェア開発フローの標準化(ソフト資産管理方法・ドキュメンテーションの仕組み化)を進めており、エンジニアへのシステム開発の属人度を低下させ、プロダクトの品質向上・開発サポートコストの低減を目指しています。

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いかがでしたでしょうか?

今回、インタビューに対応してくださった企業様では、今後複数名体制でClaris FileMakerでの開発を検討されており、開発の標準化の準備を進める中で受講されました。

システム開発の標準化の実現には様々なステップがあると思いますが、その中でも開発ルールの制定は重要なポイントであると考えます。

●その開発者にしかわからないため、他の開発者が対応しにくい
●引継ぎが不十分となり、後任者が対応できなくなる
●開発者が不在、または退職してしまったような場合、誰も対応ができなくなる
●改修など行う際、開発者本人が忘れてしまい、対応に時間がかかる
●アウトソースする際、分析等に工数がさかれ見積もりが高額になる

こういったことはClaris FileMakerでシステムを開発する企業様すべてに共通する課題になるのではないでしょうか?

上記の問題の解決、および予防の糸口として「Yes!開発ルール講座」を是非ご活用ください!
ご興味がございましたらお気軽にご相談いただけますと幸いです。

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