第1回「Claris FileMaker のバージョンアップとは?」

2022年04月28日 01:09 PM

バージョンアップ


今回から4回にわたって、FileMaker専門の開発会社ならではの視点で
バージョンアップにはどんな準備が必要で、何に気を付けたらいいのか
わかりやすくご説明をさせていただきたいと思います。

①何をバージョンアップするのか?

バージョンアップをする対象には以下のものがございますので、それぞれ以下の回で詳しくご説明をさせていただきます。

・FileMaker ライセンス(アプリケーション)→第2回「Claris FileMaker のバージョンアップの方法」

・ご利用のサーバー、クライアントPCなど→第4回「バージョンアップ時の注意点- FileMaker Server 編-+オマケ」

②なぜバージョンアップが必要なのか?

大きくわけて3つの理由がございます。

(1)セキュリティの担保

サポートが終了すると、仮にソフトウェアにセキュリティ上の問題や不具合が発覚した場合でもアップデータが提供されません。

FileMakerのようなデータベースソフトの場合、扱う情報によっては大きな問題が発生する可能性がございます。

(2)開発時間とコストの削減

新しいバージョンでは開発に非常に便利なツールや効率化を図るための新機能が実装されている場合がございます。

そのような機能を利用することで、開発時間を大幅に短縮できる可能性があります。

(3)最新OSや最新機器への入れ替えができない

PCを入れ替えたら最新のOSが搭載されており、以前購入したFileMakerは利用できないケースがございます。

また、Windows11のように32bit版のソフトをサポートしていない場合も64bit版に対応した最新のバージョンを導入する必要があります。

③準備をしよう

(1)最新バージョンのライセンスを手に入れる

「年間ライセンスを利用している」または「永続ライセンスの保守更新をしている」
このようなケースでは、いつでも最新のFileMakerをご利用いただくことが可能です。
契約内容等について不明な場合は弊社までご連絡ください。

仮に上記にあてはまらない場合は、新規でライセンスを購入し直す必要がございます。

お得なキャンペーンや利用形態に即した購入方法がございますので、弊社のような販売店に一度ご相談ください。

(2)利用しているデバイスの確認

利用しているデバイスのバージョンが、新しいFileMakerのバージョンでも使えるのかを確認しましょう

・クライアントPCの技術要件

・サーバー機の技術要件

についてはClarisのサイトに記載がございますので、ご利用のデバイスが対応しているか事前にご確認ください。

(V19については~19.3までと19.4以降において対応OSが異なりますのでご注意ください。)

FileMaker Pro / FileMaker Pro Advanced のシステム条件一覧

https://support.claris.com/s/answerview?language=ja&anum=000023050

FileMaker Server のシステム条件一覧

https://support.claris.com/s/answerview?language=ja&anum=000023236

次回はバージョンアップの方法についてご説明をさせていただきます。

※バージョンの情報などは、2022年4月時点のものとなっております。