FileMaker 13 の新機能  ~FileMaker WebDirect 「FileMaker WebDirectとファイルメーカー12 のインスタントwebの違い」 編~

2013年12月18日 04:25 PM

FileMaker 16以前


今回は、ファイルメーカー(FileMaker Server 13)の新機能FileMaker WebDirectについてです。
13より新しく追加になったWebDirectについては、複数回にわたってご紹介したいと思います。
初回は、FileMaker WebDirectとファイルメーカー12 のインスタントwebの違いついてご紹介します。

■参考■
FileMaker社 ナレッジ インスタントWebについて

WebDirectが気軽に体験    WebDirectを体験

 

まず、外見ですが、WebDirectでは ステータスツールバーに加えて、メニューバーが表示されます。
またクイック検索のテキストボックスもツールバーに表示されています。

image1

 

次に、機能面での主な違いは、以下のとおりです。

インスタントWeb FileMaker WebDirect
公開 FileMaker Proにて公開 FileMaker Serverにて公開
データ更新 ブラウザの更新が必要 更新は即時表示される。
条件付き書式 表示されない 表示される
レイアウトテーマ [クラシック]テーマのみ 全てのテーマ使用可能
クイック検索 ステータスツールバーのテキストボックスなし、スクリプトステップのみサポート 可能
ステータスツールバーのテキストボックスあり
データインポート、エクスポート 不可 一部可能
FileMaker Pro形式エクスポート、Excel形式エクスポート、HTML形式インポートサポートなし
スクリプトトリガ スクリプトでのみ有効にできる 有効
OnLayoutKeyStroke, OnObjectKeyStrokeはサポートなし
データの表示件数 リスト形式では25件、
表形式では50件
リスト形式で全件を表示
表形式はサポートなし
オブジェクトフィールド 表示のみ 入力、変更、表示可能
カスタムダイアログ(カスタムダイアログを表示スクリプトステップ) 不可 表示可能

データのライブ更新をはじめ、スクリプトトリガやカスタムダイアログなど、頻繁に使う機能がWebDirectでは利用できるようになりました。
その結果、WebDirectではよりFileMakerProの操作性に近づくことができ、簡単にWeb上でデータベースを操作・使用できます。
次回は、WebDirectでのオブジェクトの利用について、を予定しています。