導入事例:カスタム App×クラウドで拠点間の情報共有が可能に【横浜物流株式会社様】

2019年12月11日 10:22 AM

導入事例


今回インタビューにご協力いただきましたのは

 

横浜物流株式会社

河合 良典 様、高津 博 様 です。

 

FileMakerソリューションやYFMcloud導入の経緯やその後について、お話を聞かせていただきました!

横浜物流様は税関から輸入・輸出の許可をもらう手続き、通称、「通関処理」を代行して行う通関サービスや、貿易業務のコンサルティング、貨物輸送事業、倉庫業務など陸海空のあらゆる物流ニーズにお応えしている企業様です。

横浜物流株式会社HP→ http://www.ylc-jp.com/index.html

 

 FileMaker プラットフォーム を導入したきっかけ

 

横浜物流様の開発のメインは高津様で、高津様は約30年前からFileMaker プラットフォームをご利用頂いています。

(30年前ということはFileMakerⅡ?当時のFileMakerはMac版しかありませんでした。)

 

その頃横浜物流様はExcelや手書きで情報管理されていましたので、高津様のご意見でデータベースを導入しようということになり、FileMaker プラットフォームの導入が決まりました。

 

最初は1台のPCをみんなで共用利用し、請求書・業務管理(サービス提供段取り・ワークフロー)をメインに使って頂いておりました。

現在は1人1台Macを利用し、請求書・業務管理に加え売掛金台帳もFileMaker プラットフォームで行うようになりました。

部署間の連携もできるようになり、主流の業務はすべてFileMakerプラットフォームで管理されています。

 

 

 FileMaker Server をクラウド化した経緯

 

横浜物流様はFileMaker Server はV8.5、クライアントはV11という環境で、通関手続きで使うシステムを運用されておりました。

これまでは拠点ごとに通関手続きが必要だったので、部署間の共有の必要はありませんでした。

しかし近年ルールが変わり、横浜で東京、東京で横浜の通関手続きができるようになり、2拠点間の情報共有のためにクラウドを検討されたとのことでした。

 

クラウドをご検討されて、まずはクラリス社に問い合わせたところ、弊社主催のFileMakerワークショップ「クラウド設定の勘所」をご紹介して頂いたとのことで、まずこちらのFileMakerワークショップにお越し頂きました。

 

FileMakerワークショップ直後の印象としては「クラウド設定にはいろんな知識が必要、また維持管理が大変でハードルが高い」というイメージを持たれて帰られたとのことでした。

そこで弊社がご提案させて頂いたのがYFMcloudでした。

 

FileMaker Cloudは、従量課金制で、多少のAWS知識が必要なのに対し(2018年2月時点)、YFMcloudは月にかかる料金が明確という点と、月額費用内で保守やヘルプを行うため、手がかからずに、安心して使えるという特徴をもつクラウドサービスです。

また、

・通関業務の都合上、24時間365日いつでもサーバーにアクセスできるようにしなくてはならない。

・外部システムとのODBC連携や大容量データの取り扱いはない

という2つの条件にも対応できるということでYFMcloudに決めて頂きました。

 

 

 クラウドにしてみて

(開発担当の高津様、管理の河合様)

 

今回のクラウド化にあたって一番大変だった点はFileMaker Server はV8.5、クライアントはV11という環境から、当時の最新バージョン16へのバージョンアップでした。

(さすがにここまでの旧バージョンではクラウド環境を構築できないので・・・)

実はこの一番大変なバージョンアップ作業を高津様がご担当されました。

 

その感想としては、「スクリプトは大丈夫だったが、計算式やレイアウトを修正するのが非常に大変だった。2か月間社内テストを行い、やっとコンバージョンできた」とのことでした。

 

そして実際にクラウドにしてみてのご感想をお伺いしました。

「横浜東京の2拠点間の情報共有、相互で各拠点の通関手続きもできるようになり、業務改善に繋がった。」

「せっかくクラウド環境になったので、今後はFileMaker Goを使ってのソリューションにもチャレンジしていきたいという希望がもてた。」

というお言葉を頂きました!

 

 

高津様、河合様

この度は取材にご協力頂きまして、誠にありがとうございました!