Claris FileMaker 2026 -自動入力オプションがスキップできるように!-スクリプトステップ「フィールド内容の全置換」のご紹介
2026年07月02日 10:00 AM
Claris FileMaker 2026
みなさま、こんにちは。
本ブログでは、Claris FileMaker 2026(以降FileMaker 2026)において新たに追加されたスクリプトステップ「フィールド内容の全置換」の自動入力オプションのスキップ機能をご紹介いたします。
「フィールド内容の全置換」スクリプトステップで、完全アクセス権アカウント (*1)の場合自動入力オプションの実行を任意に選択できるようになりました。では早速見ていきましょう。
(*1)
1)ユーザーが完全アクセス権限を持っている場合
2)ユーザーは完全アクセス権限ではないが、スクリプトを「完全アクセス権」で実行する場合
旧バージョン(FileMaker 2025)と新バージョン(FileMaker 2026)で確認していきます。
今回は以下のケースを想定します。
市町村変更により郵便番号に変更があった際、顧客名簿にある該当の郵便番号の変更対応が必要なため、スクリプトステップ「フィールド内容の全置換」を使用して郵便番号置換を行います。
顧客名簿の中にはレコードを修正した日時を取得する「更新日時」というフィールドがあります。このフィールドはオプションの入力値の自動化「修正情報」にチェックがついていてレコードが更新されたときの日付と時刻で書き換えられる仕組みになっています。

FileMaker 2025では、作成した郵便番号置換スクリプトを実行するとレコードを更新した日時を示す「更新日時」フィールドの値も一緒に更新されます。
しかし「更新日時」はこの顧客レコードを修正したタイムスタンプを保存しておく目的なので今回の対応では更新されないのが望ましいです。FileMaker 2025 では、「更新日時」の値を変更しないために少し手間をかける必要がありました。いったんフィールドオプションの修正情報のチェックを外し、置換後にチェックを付けなおす、という手順です。FileMaker 2026では、このひと手間の作業が不要になるオプションが追加され、チェックの有無で入力値の自動化を制御できるようになりました。
ただしこの新機能の自動入力オプションの設定が行えるのは完全アクセス権アカウント(*1)だけです。ダイアログで確認すると以下の画像のような違いがあります。

「フィールドの入力値の自動化オプションを実行」のチェックを付けていないスクリプトを実行すると、「更新日時」は更新されず郵便番号だけが新しい郵便番号に置換されました。

「フィールドの入力値の自動化オプションを実行」のチェックを付けているスクリプトを実行すると、「更新日時」は更新され、郵便番号は新しい郵便番号に置換されました。

ダイアログ非表示で実行する場合は、アクセス権に関係なく設定されているオプションに従って実行されます。ダイアログ表示ありで完全アクセス権で実行する場合は、その場で「フィールドの入力値の自動化オプションを実行」の設定変更が可能です。ダイアログ表示ありで完全アクセス権でない場合は、ダイアログに「フィールドの入力値の自動化オプションを実行」は表示されないので設定されているオプションに従って実行されます。
注意点は、「フィールドの入力値の自動化オプションを実行」を設定しているフィールドが複数あった場合、個別に実行する、しないを設定できないことです。使い処に制限がありますがこちらは今後の対応を期待しましょう。
みなさま、いかがでしたでしょうか。
ご紹介した機能は、シンプルですが開発者の生産性を向上させる新機能となっています。
みなさまも是非ご活用いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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