FileMakerGoを使ってみよう!~FileMakerGo for iPadの使い方
2013年10月04日 05:00 PM
はじめの一歩
今回は、FileMakerGo for iPadの操作方法の中からまず最初の関門である「ファイルの開き方」をご紹介したいと思います。
以前、FileMakerGoの3種類の開き方「スタンドアロン」「共有」「同期」についてご紹介しました。
こちら //ywc.com/filemaker/?p=586
初めてFileMaker Go for iPadを起動すると、図1の画面が表示されます。
(残念ながら、iPhoneやiPod touchのFileMaker Goではツアーは表示されません。)
図1
これは、「ツアー」と呼ばれるもので、FileMakerGo for iPadの使い方を解説してくれる機能です。
タップすると次の(図2の)画面に移動します。
図2
「ツアーをスタート」し、「次へ」「次へ」と押していくことで使い方を見ていくことが出来ます。
ツアーを終了する場合は、左上のウインドウピッカ(「2」と書かれている□の部分)をタップし、
同じ場所に現れる「すべて閉じる」のボタンを押すことでツアーを終了する事が出来ます。
2回目以降の起動時には「ツアー」は表示されませんが、
画面左側の「デバイス上のファイル」内にある「始めましょう」というファイルを開く(タップする)事で、
何度でもツアーを起動する事が出来ます。
それでは、まず上の図3の画面を説明させて頂きます。
■デバイス上にファイルを取得して閲覧する
画面左側、「デバイス上のファイル」という欄に表示されているファイルは、
そのiPad上にあるFileMakerファイルのファイル名です。前回FileMakerファイルの開き方には、
「スタンドアロン」「共有」「同期」の3種類があるという話をお伝えしましたが、
「スタンドアロン」と「同期」のファイルを利用する場合の多くはこの「デバイス上のファイル」という欄にファイル名が表示されます。
(共有ファイルを開いて「同期」をとる方法もあります。)
ひとつ注意しなければいけない事は、FileMakerファイルの添付されたメールを受信していたとしても、
この「デバイス上のファイル」欄には表示されないという事です。
メールに添付されているファイルをFileMaker Goで開く場合や
WEB上に公開されているファイルをダウンロードして閲覧する場合など、
iTunes経由以外の方法でデバイス上に保存された(保存される)ファイルを開く際には、
メールならメール、WEBならWEBの画面を開き、対象のファイルをタップして「FileMaker Goで開く」というボタンをタップして頂くことで、
そのファイルがデバイス上のファイルとして認識されるようになります。
■共有ファイルを閲覧する
PC上で利用しているファイルを共有して利用する場合などは、
「リモートファイルとホスト」という右側の項目から操作を行います。
並んで左側の「ローカルネットワークホスト」(虫眼鏡のマーク)をタップすると、
同じネットワーク内で共有可能なFileMakerファイルを公開しているPCの一覧が表示されます。
PC名をタップすることで、そのPCが公開しているファイルから開くファイルを選択する画面に移動します。
「PCと同じネットワーク環境にいるのに、「ローカルネットワークホスト」を押しても目的のPCやファイルが表示されない…」という場合は、
FileMaker Pro(あるいはFileMaker Server)側の共有設定をまず確認してみて下さい。
ホスト(PC)選択後、ファイルを選択する画面で画面右下の「ホストをお気に入りに追加…」というボタンをタップすると、
図3の画面の「お気に入りのホスト」 に情報を追加することができます。
並んで右側の「ホストを追加」(+のマーク)をタップすると、
ホストアドレスとホスト名を指定する「ホストを追加」の画面が表示されます。
「ローカルネットワークホスト」や「ホストを追加」で利用したFileMakerファイルは、
図3の「最近使ったファイル」欄に自動的に登録されます。
いかがでしょうか?
これでバッチリ、FileMakerファイルがFileMakerGoで利用できますね!
ちなみに…
間違ってファイルを登録してしまった場合や、もう利用しないファイルやホストを削除したい場合は、
図3の画面で、削除したいものの上で横にスワイプ(指を画面につけたままスライドさせる)と削除することができます。