FileMaker Server 17 fmsadmin コマンドレビュー

2018年05月31日 10:00 AM

FileMaker 17


今回はFileMaker Server のコマンドラインツールである
「 fmsadmin 」の変更点を見ていきたいと思います。

fmsadminコマンドを確認すると・・・

上記画像がFileMaker Server 17で利用できるコマンド一覧になります。

いくつか追加・削除があるようですので早速確認してみましょう。

◇削除されているもの

[ fmsadmin standby ]

FileMaker Server 17からスタンバイサーバー機能が廃止されています。
それに伴いコマンドも削除されいます。

削除されているのはこれだけですね。

◇変更されているもの

[ fmsadmin enable ]
[ fmsadmin disable ]
それぞれのコマンドオプションに [ serverstats ] が追加されています。

今まではAdminConsole上で設定が可能でしたがstatus.logを取得する場合は
コマンドラインでの操作が必要のようです。

◇追加されているもの

[ fmsadmin get ]

サーバーの設定の取得ができるようです。

オプションを確認すると [ serverconfig cachesize ]というものが有りました。

実行してみたところデータベースのキャッシュサイズの確認ができました。
デフォルトで512MBとなっております。

そういえば新しくなったAdmin Consoleでデータベースのキャッシュサイズを設定する
ところがありませんでしたね。

[ fmsadmin set ]

サーバーの設定の変更ができるようです。

データベースのキャッシュはこのコマンドで設定変更をするようです。
またCWP利用時のPHPの有効化などはこのコマンドを利用して
有効にする必要があるようですね。

Admin Console が新しくなり一部設定がコマンドラインのみからの
変更になっています。FileMaker Serverを大量に設定する弊社としては
設定をバッチ化できて良いな!と思いますし、余計な設定の気にする必要がない
というのもメリットなのかもしれません。

[ fmsadmin set ] は別途詳細を調べてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!