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FileMaker 16では「FileMaker Pro 16」「FileMaker Pro 16 Advanced」の違いがありましたが、FileMaker 17では「FileMaker Pro 17」は無く、全て「FileMaker Pro 17 Advanced」となります。

ところが早速Advancedの機能（以下「高度なツール」と呼びます）を使ってみようと思っても、どこを探しても高度なツール機能が見つかりません。

例えばファイルメニューの「ツール」が出てないのです。

実はインストール時デフォルトでは「高度なツール」が利用できないようになっています。

以下の方法で「高度なツール」の利用ができるようになります。

■設定方法■

ファイルメニューで「編集」から「環境設定」を開きます。

「一般」タブで「高度なツールを使用する」にチェックを付けます。

※デフォルトはチェックがついていない状態です。

設定を適用するには、FileMakerを再起動する必要がありますのでご注意ください。

これで「高度なツール」が利用できるようになります。

■「高度なツール」をユーザーには使ってほしくない場合■

一方ユーザーには「高度なツール」を利用してもらいたくない。という場合もあるのではないでしょうか。

実はデフォルトで「高度なツール」機能が利用できないように設定をすることが出来ます。

インストーラーのフォルダ内にある「Assisted Install.txt」の「AI_DISABLEADVANCEDTOOLS」の値を0から1に変更して保存します。そのインストーラーをユーザーに配布すると「高度なツールを使用する」のチェック欄そのものがない状態でインストールされます。

＜デフォルトの状態＞

＜変更後＞

＜AI_DISABLEADVANCEDTOOLS＝1でインストールした際の環境設定＞

「高度なツールを使用する」の項目がなくなっています。

「開発者のみが高度なツールを使う」等という場合には、この設定を必要に応じて変更し、インストーラーを配布すると良いでしょう。

今までAdvancedを持っていらっしゃらなかった方にも、「高度なツール」を利用して更に効率的な開発を行なっていただけると思います。是非ご活用ください！

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