FileMaker Cloud 1.16.0へのバージョンアップ方法

2017年11月01日 12:02 PM

FileMaker 16以前


FileMaker Cloud の新バージョン1.16.0が発表されました!

FileMaker Cloud の新バージョンをリリース
FileMaker 16 プラットフォームの一員として新機能が利用可能に

 

 

弊社でも早速バージョンアップをしてみました。

スナップショットでバックアップが取得されているので
このままアップグレードをおこなっても問題ないのですが
念のためバックアップを取得します。

ファイルを [ Close ] してから [ Download ] します。

ファイルが無事ダウンロードされたのを確認して・・・

これで準備完了です。

 

弊社の環境ではバージョン1.15.2.32 からのアップグレードです。
(1.15.0.194 以降であればそのままアップグレードが可能なようです。)

バージョン横の[ Upgrade ]をクリックします。

 

バージョンアップのメッセージが表示されるので [ OK ] を選択します。

 

「画面はそのままで、メールが来るのをまってね。」というメッセージが
表示されるのでしばし待ちます。

 

10分かからないぐらいでメールを受信しました。
中にはアクセスURLが記載されています。
(もともと利用していたものと同じです。)

 

アクセスしてログインすると・・・

バージョン1.16.0.55 確かにアップグレードされていますね!

 

SSL証明書も購入してインストールしているのですが
こちらも正常に移行されています。
(*FileMaker Storeで購入したものです。)

FileMaker Server のアップグレードに比べて非常に簡単ですね。

 

以上でアップグレード、完了です。

 

とても簡単に終わります。

 

さて私たちはAWS側の動作も確認してみました。

想像で補っている部分が多いですが・・・

以下EBSの画面です。

同じ構成のディスクが2組ずつ確認できます。
どうやら「プログラムのアップデート」ではなく「新規構築」という感じでしょうか。

 

 

インスタンスの方を確認すると、たしかに2台ありますね。
(yeswecanとタグのある方が旧バージョンの方です。)
古い方はしっかり削除されているようです。

 

処理は構築時と同じ CloudFormation で実行されているようです。
インスタンス作っていたりするのがわかります。

 

基本的に旧環境はきれいに削除されているのですが
旧環境のバックアップ(スナップショット)はそのまま残っています。

安心してアップデートできますね。

以上です。

 

(注意!)

それから今回のバージョンアップに伴いクライアントも

バージョン16.0へのバージョンアップが必要です。

というよりバージョン15以下からは接続できません。

FileMaker Pro V16はAdmin ConsoleのSubscriptionからダウンロードできます。

(FileMaker Cloudでは FileMaker ServerもFileMaker Proも無償でバージョンアップできます)

 

 

さて今回の新バージョンでは主に4つの機能が強化されています。

・FileMaker Data API (Trial)
・FileMaker Admin API (Trial)
・OAuth 2.0のサポート
・PDF のサポート

RESTベースでFielMaker Cloud上から他のサービスを利用することが出来たり
FileMaker自体を操作できたりします。
またAmazon、Google、Microsoft Azureのアカウント認証が可能になったり
WebDirextでPDFを出力できます。

最後のWebDirect上からのPDF出力は弊社

FileMaker WebDirect体験

からすぐにお試しいただけますので、ぜひ一度ご利用ください。