FileMaker Server 16 複数台構成

2017年05月17日 11:00 AM

FileMaker 16以前


先日インストールレビューをおこなった、FileMkaer Server 16ですが
今回は2台構成に挑戦してみたいと思います。

◇検証環境
マスタ:10.0.0.100
ワーカー:10.0.0.110
OSはどちらもWindows Server 2012 R2 を利用しております。
マスタ・ワーカー間のファイアウォール等は全て無効の状態です。

FileMaker Server 16 の FileMaker WebDirect は バージョン15の
頃と違い、接続する台数が格段に増えています。

FileMaker Server 技術仕様を確認すると・・・

「接続数の上限はハードウェアの構成、アプリケーションのデザイン
オペレーティングシステム、ライセンス契約に依存します。」

という注意書きがあるものの

1台のマシン展開で 1~100 接続
複数台のマシン展開で 101~500接続

となっております。

1台構成で最大100接続まで許容されるのはいいですね!
ただし・・・サーバーの推奨スペックが表記されなくなっております。
カスタムAPP 側の作りによるので表記がなくなったのでしょうか。。。
ここら辺は検証ができたらご報告したいと思います。

*FileMaker Server 16 の技術仕様はこちら
http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-server/server-16-specifications.html
さて早速ワーカーのインストールをしてみましょう。

インストーラは今までと同じく「マスタ」「ワーカー」とも同じものになります。
起動すると以下の画面が表示されます。

基本的には15の頃と変化はありませんので「次へ」で進めていきます。

マスタ・ワーカーの選択画面が表示されます。

ここでワーカーを選択します。
表記が変更されたぐらいでそんなに変化はみえません。

この後のインストールはFileMaker Server 15 の頃と変わりありません。

インストールが完了すると「FileMaker Server 16 展開アシスタント」が開始されます。
FileMaker Server 15 までは設定コードの表示のみだったので非常にわかりやすくなっています。

URLを見ると以下のようになっており内部ポート16003にアクセスしているようです。

URL: http://localhost:16003/deployment-assistant

この画面で現在 FileMaker Server にインストールされている
証明書が何であるかを確認できます。

インストール直後ですので デフォルトの証明書が表示されています。
こちらの証明書は「テスト用のみ利用可能」となっております。
本番環境で利用される方は別途SSL証明書を準備する必要がありますので
ご注意ください。

同画面を下にスクロールすると接続設定項目が表示されます。

それぞれ以下の項目の入力をおこないます。

マスタのホスト名またはIPアドレス : あらかじめ用意しているマスタサーバー
ワーカーのホスト名またはIPアドレス : 現在インストールしているサーバー
Admin ユーザー名 : Admin Console のログインユーザー名
Admin パスワード : Admin Console のパスワード

今回は以下の図のように入力をし、「マスタに追加」をクリックすると
1度「FileMaker ServerはSSL証明書を検証できません。証明書とホスト名が一致しません。」
というエラーが表示されます。

その場合は「検証されていない証明書を使用して接続します。」にチェックを入れ
再度「マスタに追加」をクリックすると・・・

「正常に接続されました。」と表示されます。
以上で設定は完了です。

Admin Console 上で正しく認識しているか確認します。

非常に簡単に接続できました!

のでより実践的な環境でDMZに配置してテストをやってみよう!
でやってみたのですが・・・少しはまりました。
コレについては別途お伝えします。

最後までお読み頂きありがとうございます。