スクリプトトリガを使ったバーコードの連続読み取りとインプットメソッド
2012年05月16日 08:55 PM
ファイルメーカーのTips
あるお客様から以下のようなご要望をいただきました。 『既存の商品一覧からバーコードで照合した商品のみを抜き出した一覧を作成したい。』 この時、システムの操作として、検索モードで
バーコードを読み取る → 新規検索条件を追加
の繰り返しが考えられます。
FileMaker10以降では、スクリプトトリガがありますので、
検索条件を追加するスクリプトをバーコードを読み取った(数値が確定した)後に 動作するように設定しました。
ところが、ここで問題が起きました。
例えば 『957413』 を意味するバーコードを読み込むと、 下図のようになってしまいました。
このままでは商品を6つ検索することになっています。
本来はコード『957413』の商品を検索するようにしなければなりません。
(ただ、これは必ず起きる、というものでもありませんでした。
実行するPCによって、起きるものもあれば、起きないものもある、という状況です)
でも、この現象を改善しなければ・・・ということで フィールドの「インプットメソッドの設定」が直接入力になっているところを変更しました。
インスペクタの「動作」の中にある「インプットメソッドの設定」というところで
『全角英数字』 『半角英数字』 など、EnterキーやReternキーを押さなければ確定しない 設定に変更します。
これで問題なく、バーコードを連続して読み取った一覧を検索することができました。
通常のバーコード読み取りでは、上記現象が起きることがほとんどないのですが もし、
同じ現象が起きたら、「インプットメソッドの設定」を変更を試してみてください。