FileMakerライセンスのお得な購入方法(VLA AVLA編)

2013年06月20日 09:38 AM

ライセンス


今回はFileMakerライセンスのお得な購入方法をご紹介します。

(2015年5月13日にFileMaker 14 プラットフォームの発売が発表されました。

 2015年5月14日現在の情報はこちらをご覧ください。  2015年5月15日追記) 

 

FileMakerライセンスを5本以上同時に購入する場合、お得なボリュームライセンスで購入することができます。 FileMakerのボリュームライセンスには、「AVLA」「VLA」「ASLA」「SLA」という四種類の購入方法があります。 しかし「ASLA」と「SLA」は同時購入台数が25台以上、全従業員あるいは全PCでの契約…などの条件があるので、今回は「AVLA」と「VLA」でどちらがお得な購入方法なのかを検証したいと思います。

それぞれの価格表はこちら

まず基本として、それぞれのライセンス契約内容をご紹介します。

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●AVLA(アニュアルボリュームライセンスアグリーメント)
FileMakerの年間ライセンスです。ライセンスを使い続ける為には、毎年更新手続きが必要です。 購入時~最新で好きなFileMakerのバージョン常に使うことが出来ます。 (VLAの新規購入価格を100%とすると、AVLAの価格は約33%です。)

●VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)
FileMakerの永続ライセンスです。 一度購入すれば、そのままずっと使い続けることが出来ますが、バージョンアップは有料です。 (新規購入価格を100%とすると、バージョンアップ料金は約60%です。) 1年間のメンテナンス契約がついてきます。メンテナンス契約とは、期間内に新バージョンが発売された場合に、無料でバージョンアップできる権利のことです。

お得な購入方法を考える場合、このメンテナンス契約が大きなカギになります。
(VLAの新規購入価格を100%とすると、メンテナンス契約料金1年分は約20%です。)
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一般的にはVLAで購入される方が多いのではないかと思うのですが、 VLAで購入した際、メンテナンスを付ける場合とつけない場合どちらがお得なのでしょうか? 表にして検証してみました。

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例:VLAライセンス5台新規購入の場合~

●メンテナンス無の場合
購入時:17万1000円
1年目にアップグレードする場合:無料
2年目にアップグレードする場合:+10万2600円
3年目にアップグレードする場合:+10万2600円
4年目にアップグレードする場合:+10万2600円(合計27万3600円)
※5年目にアップグレードする場合:+17万1000円
※6年目にアップグレードする場合:+17万1000円 (合計34万2000円)
※FileMakerのバージョンアップは2バージョン前までしか対象ではないので、5年たつと、バージョンアップの対象から外れてしまう可能性が高いです。
その場合買い直しになりますので、100%の料金がもう一度加算されてしまいます。

●メンテナンス有の場合
購入時:17万1000円
1年目:無料
2年目:+3万4200円
3年目:+3万4200円
4年目:+3万4200円(合計27万3600円)
5年目:+3万4200円
6年目:+3万4200円(合計34万2000円)

1年目は、無償メンテナンスがついていますので差はありません。 メンテナンス有は、毎年購入金額の20%が加算されていきますが、常に最新版を使用することが出来ます。 メンテナンス無は、バージョンアップをしなければ追加料金はかかりませんが、バージョンアップ時に60%の費用がかかります。 繰り返しになりますが、アップグレードの対象バージョンから外れてしまうと、新規の買い直しになります

★VLAメンテナンス有無どちらがお得?結論★———————

・5年目以内にアップグレードの場合⇒メンテナンス有がお得!
・6年目でアップグレードの場合⇒費用は同額です、有だとその間の好きなバージョンで使えるのでお得!
・ 7年目以降にアップグレードの場合⇒メンテナンス無がお得!

但し…メンテナンスには更にお得な2年更新もあります!
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6年目以内にバージョンアップする場合、メンテナンス有がお得だということがわかりました。 次は、永続ライセンスのVLA(メンテナンス有)と年間ライセンスのAVLAのどちらがお得なのか比較してみましょう。 こちらも表にして検証してみました。

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AVLAは毎年33%ずつ加算されていくのに対し、VLA(メンテナンス有)は20%ずつ加算されていきますので、長く使えば使うほどVLAがお得になります。

例:ライセンス5台新規購入の場合~

●VLA(メンテ有)の場合
購入時:17万1000円
1年目:無料
2年目:+3万4200円
3年目:+3万4200円
4年目:+3万4200円(合計27万3600円)
5年目:+3万4200円
6年目:+3万4200円(合計34万2000円)

●AVLAの場合

1年目:5万7000円
2年目:+5万7000円
3年目:+5万7000円
4年目:+5万7000円(合計22万8000円)
5年目:+5万7000円
6年目:+5万7000円(合計34万2000円)
★VLAとAVLAどちらがお得?結論★———————————-

・ 6年以上使う場合、VLAがお得!

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はい、お得な購入方法に結論が出ました!
…と思ってはいけません。 6年以上使う場合でも、AVLAがお得な場合があるんです。

6年以上使用でもAVLAのほうがお得なケース————–

①ライセンス数に増減がある場合 ⇒AVLAは、毎年の更新時にライセンス数の増減が可能なのに対し、VLAはメンテナンスをやめるか、新規で購入するかしか選択肢がありません。 例:1年目は5台で使用、2年目は9台で使用、3年目は6台で使用の場合など

②会計上お得になる場合 ⇒VLAが無形固定資産として計上されるのに対し、AVLAは経費として計上されます。 ライセンス数が増えるほど、法人税のレベルが変わるなど、お得になる可能性が高まります。

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★お得な買い方、最終的な結論★————————–

・とりあえず使ってみたい!という場合⇒AVLAがオススメ!
・6年以内の使用を予定している場合⇒AVLAがお得!
・6年以上バージョンアップしない!という場合⇒VLA(メンテナンス無)がお得!
・6年以上使用し、かつ6年以内にバージョンアップする場合で、ライセンス数に増減がなく、AVLAの会計上のメリットも無い場合
⇒VLA(メンテナンス有)がお得!!
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と、ここまで色々と書いてきましたが、中々複雑ですよね…。 ライセンスを購入する際は、購入方法も含めてご相談いただけたら良いのかなと思います! 必ずや、最適な購入方法をご提案させていただきます♪