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注）この記事は2010年12月3日時点での内容です。
　　2012年8月時点での情報は　こちらに記載いたしました。 　→最新の記事へ

Q　Windows7の新しいマシンを導入する予定だが、古いバージョンのファイルメーカーは動作するのか？

A　Windows7上で動作するファイルメーカーのバージョンは　11.0です。
http://www.filemaker.co.jp/products/filemaker-pro/pro-11-specifications.html
条件付で動作するバージョンは　10.0です。
http://www2.filemaker.co.jp/fmi/xsl/techinfo/browserecord.xsl?AnswerID==7454
それ以外のバージョンは　ファイルメーカー社としてサポートしておりません。

という杓子定規の回答はともかく・・・・
まずはじめに　「動作する」について　考えてみましょう。

A.完全に今の状態で利用したい。ボタンの配置や画面のレイアウトも同じ。
B. とりあえず使えればよい。多少動かないところがあっても、機会を見て直せばよい。

上記A.Bの中間、というのが「動作」の内容、要するに希望される内容だと思います。

まず　仮に上記Aを希望される場合
(例えば基幹システムと利用しており、ほんの少しの停止が、業務全体に大きな影響を及ぼす場合）

古いバージョンが　9.0以下の場合は　ほとんど不可能です。
ご存知の通りバージョン10.0からステータスバーが、右側から上部へ移動しています。
その結果レイアウトが左と下にずれます。そのため　配置してあるフィールドやボタンの位置も変わり
画面からはみ出てしまうからです。

次に上記B,もしくはA,Bの中間の場合は、これはもうファイルを調べてみるしかありません。
発生するであろう不具合を以下に整理してみます。

A.ファイルメーカーのバージョンが　新しいOSに対応していない
=動作しない、エラーが発生する、インストールができない　等
B. 今まで動作したスクリプトやボタンが動作しない。
C.　正しい値がフィールドに表示されない。
D. レイアウトが変化
＝印刷物が正しく出力されない　等

これは　深刻な問題から順番に並べています。したがってその問題の解決には
上の問題ほど時間とコストがかかります。特にAの場合はファイルメーカーPro
自体のバージョンアップの必要があるケースがほとんどです。

それ以降の問題もあまりお勧めできません。そのトラブル解決に時間を割くより
よっぽどバージョンアップをしたほうが時間もコストも掛からないケースがほとんどでしょう。

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