Claris FileMaker 2024 - import.logが改善され、見やすくなりました!
2024年06月10日 12:31 PM
Claris FileMaker 2024
みなさま、こんにちは!
本ブログでは、FileMaker 2024における「import.logの改善」をご紹介いたします。
import.logは以前より存在していましたが、どんな役割をもっていたでしょうか。
FileMaker 2023(Ver.20)のヘルプをみると下記のような記載があります。
『テーブルスキーマのコピーやインポート』
「名前付けの競合により名前が変更され、未解決の参照および項目の詳細に関しては、「Import.log」ファイルで確認します。」
『レイアウトテーマのインポート』
「FileMaker Pro では、テーマをインポートすると、データベースと同じフォルダにある「Import.log」ファイルにログが記録されます。」
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/copying-importing-table-schemas.html?Highlight=Import.log
では新バージョンではどんな改善がされたのでしょう。
早速検証して皆様に共有していきたいと思います。
FileMaker 2024における「import.logの改善」は以下です。
『 「Import.log」ファイルに値一覧およびテーマのコピーまたはインポート中に発生した問題のエラー情報が含まれるようになりました。』
では上記を踏まえ今回は以下の2点を確認していきます。
検証しやすいようにFileMaker 2023 と FileMaker 2024の結果を比較していきます。
確認1.フィールドの値を使用した値一覧をコピペする
確認2.テーマのインポートをおこなう
確認1.フィールドの値を使用した値一覧をコピペする
<確認方法>フィールドの値を使用した値一覧をコピペしimport.logを確認
情報量を増やす目的で、コピー先にコピー元と同じフィールドがない状況でコピペを行い、あえてエラーを発生させます。
FileMaker 2023のimport.log
FileMaker 2024のimport.log
コピー先にコピー元と同じフィールドがないためエラーが出ています。その内容には差異はないです。ログとしての明らかな違いはFileMaker 2024では1つの処理の始まりと終わりが分かりやすく明記されていることです。
確認2.テーマのインポートをおこなう
<確認方法>テーマのインポートを行いimport.logを確認
FileMaker 2023 のimport.log
FileMaker 2024iのimport.log
同じ名前のテーマをインポートしようとしたため、既に存在する旨のメッセージが記載されています。内容に差異はないですが1つの処理の始まりと終わりが分かりやすく明記されるようになっています。
まとめ
新バージョン FileMaker 2024においてimport.logはより分かりやすくなっていました。
インポートする項目ごとの開始と終了箇所が明確にされています。図中の「始まり」と「終わり」をみると分かるように、それぞれインポートが始まるときには「インポート処理が開始されました」、終了するときには「インポート処理が確定されました」と明記されています。
またインポートする項目と項目(テーマや値一覧)の区切りに「=====」が挿入されたことで視認しやすく見やすいフォーマットに改善されているのではないでしょうか。
おわりに
今回直接ログの内容に変化はありませんでしたが、ログを検証する際の効率がアップするような改善があったと思います。発生するエラーによりログの内容に変化があるかどうかは、引き続き検証を続けていきたいと思います。何かわかりましたら改めてお知らせしてさせていただきます。
今までimport.logをみる機会のなかった方も一度覗いてみてはいかがでしょうか。引き続き弊社ブログでは FileMaker 2024の新機能について紹介してまいりますのでそちらも是非ご覧になってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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