FileMaker Pro 14の新機能 プレースフォルダテキスト について

2015年05月16日 10:00 AM

FileMaker 16以前


今回は、ファイルメーカー(FileMaker Pro 14)の新機能 プレースホルダについてご紹介します。

ユーザビリティを向上させる方法は数多くありますが、その代表的なものは

入力をしてほしいフィールドに、入力に関する情報をあらかじめ表示する方法が有ります。

たとえば、フィールドの周辺にテキストを配置して、目的の情報を間違いなく入力してもらう方法など

みなさんもご経験をお持ちではないでしょうか。

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さて例えば検索してもらう場合、前方一致で検索ができるので

ユーザーには電話番号をすべて入力してもらう必要がないことを伝えたいとします。

「検索をする場合、電話番号をすべて入力しなくても検索は出来ます。」

とテキストを追加する方法もあります。

 

さてフィールドに通常の入力(ブラウズモード)の場合は

「半角ハイフンで入力してください。(例 03-3797-39231)」

検索モードの場合だけ

「半角ハイフンで入力してください。(例 03-3797-39231)」

「電話番号をすべて入力しなくても、検索はできます(前方一致)」

と表示させたいとします。

 

以前のバージョンでしたら、スクリプトトリガ等を使って条件によって表示させたり、させなかったりしました。

新しい14のプラットフォームでは「プレースホルダテキスト」という新しい機能が備わりました。


 

早速その方法を。

インスペクタのデータタブにてプレースホルダが設定できます。

B-1

 

 

フィールドに入力されていない場合は、指定した文字が表示されます。

B-2

 

 

フィールドに値が入力されるとこのテキストは消えます。

B-3

 

 

 

 

「検索モードでプレースホルダを表示」にチェックをしておけば検索モードでも指定のテキストが表示されます。

B-4

 

(検索モード)

 

 

 

指定テキストは計算式で設定することも可能です。

B-5

 

 

 

 

 

これを利用すれば、モードによって表示するテキストを変える、といったことも可能です。

B-6

 

 

(検索モード)

B-2

 

(ブラウズモード)

 

スクリプトトリガはちょっと・・・、という方にはぜひ試していただきたい機能です。