FileMaker Pro 14の新機能 スクリプトワークスペース について


今回は、ファイルメーカー(FileMaker Pro 14)の新機能 スクリプトワークスペース についてご紹介します。

 

メニューバーの「スクリプト」から「スクリプトワークスペース」を選択します。

(FileMaker Pro 14 Advanced の「スクリプトワークスペース」)

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今までは「スクリプトの編集」という名称でした。

 

(FileMaker Pro 13 Advancedの「スクリプトの編集」画面)
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●スクリプト一覧、編集画面、ステップ一覧

ver.13まではスクリプトの一覧からスクリプトを選択し、「編集」をクリックしてスクリプトの内容を

確認していましたが、14では    スクリプト一覧、編集画面、ステップ一覧全て1つのウインドウで見られます。

スクリプト、ステップ一覧は右上にあるパネルアイコンを選べば表示、非表示を選択できます。

またいままで出来なかった、ステップの検索が可能になり、検索ウインドウに使いたいステップを

入力すれば素早くステップを選択することができます。

旧バージョンのスクリプトの一覧、編集画面にあった削除、消去、複製、(有効)などはボタンがなくなり、

これら動作はスクリプトワークスペース内の編集メニュー(またはショートカット)から行います。

ステップの一覧では[お気に入り] カテゴリにスクリプトステップを追加することができるようになりました。

ステップパネル、アルファベット順でないときにステップを選んでから、★マークをクリック

または右クリックで登録します。よく使うステップは登録しておけば作業効率が上がりそうです。

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●スクリプト入力

実際にスクリプトを入力してみます。

大きな変更点としてはインラインで直接入力できるようになったことです。

今までどおり、ステップ一覧から選択もできますが、例えば「If」を選択したい場合は「i」などの文字を

直接タイプしても選択ができます。

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計算式などは「指定」などのボタンをクリックし入力していましたが覚えているステップ、

関数などであれば全てタイプのみで入力ができます。

行の追加はCtrl+Enter(Windows)または command+return(OS X)で下行、

Shift + Ctl + Enterで上行に行えます。

 

 

関数、設定アイコンをクリックすれば、今までのように詳細を開くことも可能です

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(右端が関数アイコン)

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(右端が設定アイコン)

 

 

スクリプトステップはShiftを押しながら複数選択すれば、まとめて複数を移動することができるようになりました。

 

スクリプトステップ一覧でステップを選択すると下部分に説明がでてきます。

「?」を選択するとヘルプを開くことができます。

 

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互換性は、上のバーのアイコンから選択して確認できます。

 

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●同じウインドウ内での複数のスクリプトの操作

複数のスクリプトをタブで同時に開くことができます。

新規スクリプトを作ると新しいタブが作られます。既存のスクリプトをダブルクリックしても

新しいタブとして開かれます。

ただしタブはスクリプトを開いた順番に並び、入れ替えることができないようです。

今までのように別のウインドウでスクリプトを開くこともできます。

 

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●ステップの色の設定

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構文の色、スクリプトフロー、(無効有効)、互換性なし、コメント、テーブルフィールドは

カラーパレットで色を設定できます。

 


 

 

●デバッグ

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以前のバージョンではスクリプトの実行は編集画面ではなく、スクリプトに一覧に戻ってから実行ボタンを

押していましたが、新バージョンではスクリプトワークスペースのウインドウからアイコンを選択して

スクリプトをすぐ実行できます。またAdvancedではすぐにデバッガが開けるようになりました。

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さらにスクリプトデバッガでエラーが出た場合に番号だけでなくその内容が確認できるようになっています。

 

 

全体的に、検索機能が充実し、深くウインドウを開いていかなくても

すばやくスクリプト作成ができるようになりました。

 

またポップアップなどのヘルプも強化されてスクリプト作成の効率が上がるような新機能となっています。

 

まさに「完成されたエクスペリエンス」を代表するような「スクリプトワークスペース」。

ソリューション作成の生産性がかなり向上すると思います。