ファイルメーカーの「定期的なインポート」 (FileMaker Pro 12)

2013年02月15日 06:42 PM

FAQ


今回はFileMaker Pro 11から追加された機能である 「定期的なインポート」 をご紹介いたします。

Microsoft Excelのファイルやテキストファイルなど、他のファイルからインポートした データを自動的に更新できる機能が追加されています。

インポートできるファイルフォーマット

・コンマ区切りテキスト形式 .csv または .txt
・dBASE III および IV DBF フォーマット .dbf
・FileMaker Pro 形式 .fp7 (FileMaker Pro 7~11の場合)
・FileMaker Pro 形式 .fp12 (FileMaker Pro 12の場合)
・Merge 形式 .mer ・Microsoft Excel 形式 .xls または .xlsx
・タブ区切りテキスト形式 .tab または .txt
・XML 形式 .xml 説明ではFileMaker Pro 12のスターターソリューション「イベント管理.fmp12」ファイルと インポート用ファイルの「名簿.xls」を使用して説明します。

 

1.定期的なインポートを利用したいファイル「イベント管理.fmp12」を開きます。
画像01

 

2.[ファイル]メニューの[レコードのインポート]サブメニューから[ファイル…]を選択します。画像02

 

3.ファイル選択ダイアログボックスにからインポート対象ファイルの「名簿.xls」を選択し、 ファイルの種類(T)の下にある「定期的なインポートとして設定(A)」にチェックし「開く(O)」を選択します。
画像03

 

4.定期的なインポート設定画面ではレイアウト名とスクリプト名はファイル名になっていますが変更が可能です。 Excelファイル等データの最初にフィールド名がある場合は「フィールド名が含まれる最初のレコードはインポートしない(D)」 にチェックを付けます。

※注意 最初にインポートしたファイルの場所からファイルを移動するとデータがインポートできなくなるので注意が必要です。 変更する場合はFileMakerがデータの表示に使用するスクリプトを編集する必要があります。(後述)
画像04

 

5.[OK]を選択すると名簿用レイアウトと手動でインポートするボタンが表示されます。 画像05

インポートしたデータ用に新規のテーブル、レイアウトおよびスクリプトが自動で作成され 該当のレイアウトを表示したときに、自動的にインポートのスクリプトを実行するように スクリプトトリガの設定がレイアウトに割り当てられてます。

<作成されたテーブルとフィールド>
画像06

<作成されたスクリプト>
画像07

<インポートするファイルの場所を変更したい場合に変更する所> 画像08 画像09

定期的なインポートは、インポート専用の処理です。 表示されたレイアウトではデータの変更は出来ません。 データを更新するには、インポート元ファイルのデータを変更し手動でインポートするボタンを押す必要があります。

今回の機能は他のシステム等から書き出されるデータを利用したい場合に活用できると思いますので 是非ご活用ください!