FileMakerのデータからFileMaker Go を使って電話を掛けてみよう。

2013年07月29日 12:15 PM

はじめの一歩


FileMakerのデータからFileMaker Go を使って電話を掛けてみよう。

 

FileMakerを使って社員を管理するためのデータベースや、お客様のデータベースをお持ちの方へ! 外出先からiPhoneの無料App FileMaker Go を使ってお手持ちのデータベースから電話を掛けることが可能です!

今回はFileMaker Go 上からレコード別の電話番号に電話を掛ける方法を紹介します。

 

これはPCのFileMaker ProでiPhone用のレイアウトを作成しなければなりませんが、いたって簡単、誰でもすぐ設定出来てしまいます。

設定の仕方についてですが、図1のようなデータベースがあったとします。

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 図1

 

 

図2,3のようにリストモードからフォーム形式に切り替え、レイアウトモードにし変更してください。

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図2

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図3

レイアウトモードに変更したらレイアウトからテーマの変更を選びます。

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図4

そうすると色々なテーマが選択できます、一番後ろにタッチと名前がついているのがiPad,iPhone用のレイアウトとなっているので、 今回はクールグレータッチを選びます。

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図5

そうするとフォントの大きさ等がiPad,iPhone用に自動的に変更になります。

この画面上では全体的に大きく感じますが実際にiPad, iPhone で見てみるとちょうどいい大きさになっています。

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図6

今回は電話のピクチャを用意したので用意したアイコンを電話を掛けるためのボタンにします。

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図7

 

用意したアイコンをFileMaker Pro 上にドラッグ&ドロップして頂くだけで 図8の用にファイルメーカのレイアウト上に電話のアイコンが出来ます。 (電話等のアイコンはネット上から無料で好きなものを手に入れられますので ご自分の気に入ったアイコンをボタンにしてみてください!!)

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図8

作成したアイコン上で右クリックを押すと、ボタン設定が出てくるので選択します。

ここでボタンを押したときの操作を登録します。

 

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図9

 

このボタン設定でボタンを押した時の動作を決めるのですが、なんと標準機能として「電話を掛ける」というコマンドがあります!! (一番下の方にあるので下から探していただくと早く見つかると思います。)

ここでは「電話をかける」を選択してください。そうするとオプションの項目に、「ダイアログなしで実行」と「指定」が表示されます。

今回は実際に電話を掛ける時に登録されている電話番号に誤りがあった場合に、掛ける先の電話番号を変更できるように 「ダイアログなし」のチェックは外しておきます。 (通常はデータベースの電話番号をそのまま使用するので、「ダイアログなし」にチェックを入れて頂いて問題ないと思います。) 次にオプションの「指定」を選択します。

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図10

そうすると「「電話をかける」のオプション」のウインドが出てくるので。ここでも指定を選択してください。

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図11

 

すると「計算式の指定」ウインドが出てくるので、テーブル選択で現在のテーブルを選択して頂き、 項目一覧からは電話番号の項目を選択します。 電話番号をダブルクリックすると、下記図のように「テーブル::電話番号」 (テーブル等のネーミングは個々のデータによって変わってくることがあるので注意してください。) と表示されますので、あとは「計算式の指定」、「[電話をかける]のオプション」、「ボタン設定」全てでOKを押しましょう。

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図12

そうするとレイアウトの画面戻るので、あとはファイルを保存して頂くだけで 今回のFileMaker Goからデータベースの電話番号に電話を掛けるためのファイルの作成は完了です!!

あとは作成したファイルをiPhone上に移します!!

(iPhoneへ今回作成したファイルを移す方法は色々ありますが説明していると長くなってしまい本題から逸れてしまうので、 「今回はメールで送る」を紹介します。と言っても今回作成して頂いたファイルを iPhoneで使用しているアドレスに送って頂くだけで大丈夫です!!)

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図13

 

 

このようにファイルが届きます!!これでFileMaker Goから電話を掛けるための準備は全て整いました!!

iPhone上で今回作成したファイルを開きましょう。(ファイルをタップするだけでファイルが開きます!)

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図14

 

上図のような画面が出てくるので、ここで今回のブログのネタ、電話アイコンをタップしてみましょう!!

今回は「ダイアログなし」のチェックは外していたので、電話を掛けるかの確認が出来ます。

 

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図15

図15のように電話番号の変更が出来る画面が出てきました。今回は問題ないのでOKをタッチしましょう。

(もし電話番号が間違っていたら正しい電話番号にして掛けましょう!!)

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図16

すると、実際に指定の電話番号に発信するかキャンセルするかの画面が出てきますので、

あとは発信をタッチして頂ければ電話を掛けることが出来ます!!

(「ダイアログなし」のチェックを入れていると、上記の図の画面は出てこずこちらの画面が、すぐに出てくることになります)。

 

このように簡単な設定で電話を掛けることが出来るのでぜひ試してみてください。

また、ボタンなどのアイコンも自分が好きなものをチョイスできるので、自分好みにカスタマイズしちゃいましょう!!