ファイルメーカーサーバー(FileMaker Server)のスケジュール設定でデータをインポート・エクスポートするスクリプトについて

2012年01月29日 08:07 PM

ファイルメーカーのTips


定期的に大量のデータをインポートしたり、集計結果をファイルに保存する際に、 「夜間にファイルメーカーサーバー(FileMaker Server)側で処理させよう!」と考えたことはありませんか?

実際にスクリプトを作ってテストをしてみると、 ファイルメーカープロ((FileMaker Pro/Advanced)で作成したスクリプトは 問題なく動作するのに、ファイルメーカーサーバー(FileMaker Server)でファイル共有し、 スケジュール設定で実行させると、うまく動作しないときがあります。 その場合は、インポート元やエクスポート先のフォルダの場所を確認してみてください。

ファイルメーカーサーバー(FileMaker Server)側で利用できるフォルダは ファイルメーカープロ((FileMaker Pro/Advanced)のように自由にフォルダ設定が できません。

ファイルメーカーサーバー(FileMaker Server)で使用できるフォルダは下記の場所と その中に作成したフォルダのみです。

・ドキュメントフォルダ(Windowsの場合)
/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Documents/

・テンポラリフォルダ(Windowsの場合)
/C:/Windows/Temp/

実際のスクリプトでは下記のように設定します。

■ドキュメントフォルダから「import_data.csv」をインポートする場合のスクリプト(Windowsの場合)

変数設定[$ドキュメントパス;値:Get ( ドキュメントパス )]
変数設定[$ファイル名;値:”import_data.csv”]
変数設定[$import;値:$ドキュメントパス & $ファイル名]
レコードのインポート[ダイアログなし;「$import」;追加;シフトJIS]

■ドキュメントフォルダに「export_data.csv」名でエクスポートする場合のスクリプト(Windowsの場合)

変数設定[$ドキュメントパス;値:Get ( ドキュメントパス )]
変数設定[$ファイル名;値:”export_data.csv”]
変数設定[$export;値:$ドキュメントパス & $ファイル名]
レコードのエクスポート[ダイアログなし;「$export」;日本語;シフトJIS]

詳細は、FileMaker Proのヘルプ「レコードのインポート」と「レコードのエクスポート」を ご確認ください。