同一ライセンスをインストールしていないのにも関わらずFileMakerを開くとライセンス競合の エラーメッセージが出てきてFileMakerが開けない。
2014年09月02日 12:09 PM
トラブル
先日お客様より納品したシステムが開かないとの連絡をいただきました。
詳しく確認してみるとFileMaker自体も開かない状態で「ライセンス競合」のエラーメッセージが出ていることが
わかりました。
<エラーメッセージ>
「現在、最大 登録者数でこの FileMaker Pro を使用しています。」
ライセンスキーの確認をしたところ同じライセンスを使用しているPCは他にはなく今までは問題なく使用できていました。
Admin Console上では該当のPCが接続中となっていたので接続の解除を実施しましたが解除ができず
改善されませんでした。
PCの再起動も実施しましたが改善されず最終的にFileMaker Serverのサービス再起動で改善されました。
現象が発生すると思われる原因:
・クライアント側でFileMakerを終了してもFileMaker Server上では接続情報が残っていると
認識してしまい接続が解除できない状況になってしまいます。そのため同一ライセンスの接続となってしまい
ライセンス競合が発生したと考えられます。
サーバ環境:
Windows Server 2003
FileMaker Server 9
クライアント環境:
Windows XP SP3、Windows 7
FileMaker Pro 9、11
改善のための対応策:
①FileMaker Serverの再インストール
②サーバーOSの再インストール
③サーバー機ハードウェアの交換
④FileMakerシステムの作り直し
過去の事例では上記の対応をして改善されておりますが
どれを行えば確実に改善されるかどうかの究明はできておりませんので引き続き調査を行います。
ちなみサーバー側のバージョンが9、10、12、13では現象が起きているのは確認しましたが
バージョン11では今のところ報告は受けておりません。