ファイルメーカー12 (FileMaker 12)のフィールドのオプション

2013年02月22日 06:37 PM

ファイルメーカーのTips


今回は、ファイルメーカー12 (FileMaker 12)のフィールドのオプションについてです。

オプションを使用しなくても問題なく利用できますが、使用すると便利になる設定もありますので、参考にして頂ければと思います。

(※詳細につきましては、リンクのヘルプをご覧ください。)

 

フィールドのオプションには4つのタブがありますので、タブ毎にご紹介していきます。

1.入力値の自動化 タブ (ヘルプ:入力値の自動化の定義

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・作成情報、修正情報 の「名前」は、メニュー[編集]-[環境設定]で開く『環境設定画面』の一般タブにある「ユーザ名」の事です。

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・直前に参照したレコード値 は、その名の通り直前に参照していたレコードの同一フィールドの値が自動入力されます。

新規レコード作成時のみ有効のようです。

・計算値 では自己参照をする事ができますので、「Substitute ( Self ; ¶ ; “” )」というような計算式を指定すると、改行が入っていふた場合に、

自動で取り除く というようなことができます。(その場合、「フィールドに既存の値が存在する場合は置き換えない」のチェックは外します。)

・ルックアップ値 は、キーとなる同テーブル内のフィールドが変更された場合に、そのキーに紐付く指定された値を自動入力する というようなものです。(ヘルプ:ルックアップについて

キーとなる同テーブル内のフィールドが変更されない(又は、再ルックアップされない)限り、値は自動で変更されません。

・少々ややこしいですが、ルックアップの「近似値を使用」を選択すると単純なリレーションで範囲から値を取得する事もできます。

(例:点数からランクを取得するルックアップ設定)

(rank_aは「points ≧ from and points < to」のリレーションで一致するルックアップ値を自動入力し、)

(rank_bは「points = to」のリレーションで近似値(小さい値)のルックアップ値を自動入力するように設定。)

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2.入力値の制限タブ ヘルプ:入力値の制限の設定

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・フィールドの入力値を制限する の「常時」はインポート等の時も制限をするという意味です。

※インポート時に値が条件を満たしていなかった場合、そのフィールドに値がセットされないだけでレコード自体はインポートされます。(※但しタイプにもよる。)

・「データの入力時にユーザによる上書きを許可する」にチェックが入っていると、警告を無視して入力ができるようになります。(以下の右のダイアログが表示されます。)

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・各入力制限設定時に表示されるエラーダイアログとカスタムメッセージを設定した場合のダイアログです。

(「データの入力時にユーザによる上書きを許可する」のチェックは外しています。)

●タイプ(数字、西暦4桁の日付、時刻)

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●空欄不可

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●ユニークな値

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●既存値

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●値一覧名

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●下限値と上限値

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●計算式で制限

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●最大文字数

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●カスタムメッセージ設定時

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・オブジェクトフィールドの場合は、制限できる項目が変わります。

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・最大キロバイト数設定時に表示されるエラーダイアログです。

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3.データの格納タブ

ヘルプ:グローバルフィールド(グローバル格納を使用するフィールド)の定義

ヘルプ:繰り返しフィールドの定義

ヘルプ:フィールドの索引オプションの定義

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・グローバルフィールドについては以前の記事を参照ください。

・繰り返し設定は便利ですが、ヘルプにも記載されている通り「繰り返しフィールド内の値を集計してレポートを作成するのは簡単ではありません」のでご注意ください。

・索引設定の「最小限」はテキストフィールド、またはテキスト結果が返される計算フィールドの場合のみ選択できます。

・計算フィールドの場合は、「計算結果を保存せず必要時に計算する」が選択できます。

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・オブジェクトフィールドの場合は、索引設定の代わりにオブジェクトの外部保存設定が表示されます。

オブジェクトの外部保存については少々古いですが、以前の記事を参照ください。

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 4.ふりがな タブ (ヘルプ:ふりがなオプションの定義

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・「ふりがなフィールドを使用する」にチェックを入れると、そのフィールドに入力された日本語の「ふりがな」を指定したフィールドに自動入力させることができます。

・「ふりがなを入力するフィールド」に指定できるのは、同一テーブルのテキストフィールドのみです。

・フィールドに直接入力された場合のみ有効です。(コピー&ペーストで入力した場合は無効です。)

 

長くなってしまいましたが、使えそうなオプションが見つかりましたら、ぜひご活用ください。