【Claris FileMaker 2023】 新機能(Windows)~ ReadQRCode関数 ~

2023年05月23日 03:23 PM

Claris FileMaker 2023


Claris FileMaker 2023 からWindows、Ubuntu 上の FileMaker Pro で ReadQRCode 関数が使用できるようになりました。

既にmacOS、iOS ではver.19.5から実装されていた関数でオブジェクトフィールド内の QR コードの値をテキストとして返すことができます。

対応可能なOSはWindows 10、iOS 15.0、iPadOS 15.0、macOS 12.0、および Ubuntu 22.04 以降となっています。

構文は以下の通りです。

ReadQRCode (オブジェクト)

引数のオブジェクトにはオブジェクトフィールドの他にオブジェクトの入った変数も使うことができます。

Windowsでの動作を確認

Windows 10 で動作を確認してみました。

上の図のような簡単なスクリプトを作成し実行してみます。

オブジェクトフィールドに入っているQRコード画像の値が「読み取りテキスト」フィールドに設定されました。

もしオブジェクトフィールドが空欄だったらどうでしょうか?

エラーは0で返ってきますが、「読み取りテキスト」フィールドには「?」が設定されました。

画像の中にQRコード以外があるものを読み込んでみました。

問題なく読み込めるようです。これであればQRを含む画像として受講票などを保管しておいてQRの内容をテキストフィールドに読み込ませることができそうですね。

次にちょっと意地悪ですがQRが3つある画像を読み込ませてみました。

3つのうち一番上のQRコードを読み取りました。

QRの場所を変えてみましたが、左下のQRが読み取られました。

サイズを変えてみたところ、一番上のQR読み取りました。
サイズが関係しているのかもしれないですね。

macOSのみ対応の機能がWindowsユーザーも使えるようになったのはとても嬉しいニュースですね。どんどん活用していきたいと思います。