【Claris FileMaker 2023】~「GetLiveText」関数 サーバーサイドのサポートと追加言語~
2023年05月23日 03:07 PM
Claris FileMaker 2023
みなさま、こんにちは!
今回は、Claris FileMaker 2023で機能が追加された「GetLiveText」関数の「サーバーサイドのサポートと追加言語」についてご紹介いたします。
GetLiveText関数は、サポートする言語が増えました。またサーバー上で実行されるスクリプトでもサポートされるようになりました。
サポートに追加された言語は以下の3つです。
日本語 (“ja-JP”)
韓国語 (“ko-KR”)
ウクライナ語 (“uk-UA”)
macOS Ventura、iOS 16にも対応しました。
19.5.1から始まった本関数ですが、残念ながら日本語がサポートされておらずこの発表を待ち望んでいた方も多かったのではないかと思います。又そうではない皆様も是非この関数を知っていただき活用していただければと思います。どうか最後までご覧ください。
GetLiveText関数についてご紹介します。
概要としては、オブジェクトフィールドに格納した画像内にある指定した言語と一致するテキストを抜き出してくれる関数になります。
GetLiveText
テキスト認識アルゴリズムを使用して指定したオブジェクトフィールドの画像内にあるテキストを返します。
構文
GetLiveText (オブジェクト ; 言語)
引数
オブジェクト – オブジェクトデータを返す任意の式。
言語 – 使用するテキスト認識アルゴリズムの言語コード
戻り値のデータタイプ
テキスト
(出典:「Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプ」より)
旧バージョンと新バージョンで対応言語の比較をします。(ヘルプより)
Claris FileMaker 19
Claris FileMaker 2023
新バージョンClaris FileMaker 2023では「日本語」「韓国語」「ウクライナ語」が追加されているのが確認できました。
では実装します。
今回はmacOS Venturaを使います。
テーブル構造です。
確認用レイアウトを作成します。
- 画像:オブジェクトデータを格納
- テキスト:GetLiveText関数の戻り値を格納
- Getボタン:GetLiveText関数を実行
Getボタンには、以下の設定をします。
[画像]フィールドの画像から読み取った値を「テキスト]フィールドに設定するので、
下図のとおり設定を行います。言語は日本語を設定します。
処理は「単一ステップ」を選び、その下の枠をダブルクリックします。
ボタン処理のウインドウが開くので以下の処理を記載します。
フィールド設定 [GetLiveText確認用::テキスト ; GetLiveText (GetLiveText確認用::画像 ; “ja-JP “)]
ボタン処理を記載し「OK」をクリックし、レイアウトの保存をしてブラウズモードにします。
これで設定完了です。
それでは画像フィールドに日本語テキストが含まれる画像データを格納して
「Get」ボタンをクリックして実行してみましょう。
画像データを格納し「Get」ボタンをクリックします。
テキストフィールドに正しい内容でテキストが格納されました。
下記のケースも検証してみました。
オブジェクト:日本語テキスト
指定言語:en-US
日本語の中から英語表記の部分がテキストに抜き出されていますが、少し余計な部分があります。
確認してみましょう。
画像内のテキストは以下です。英語表記の部分に下線をひきます。
「1. はじめに
このガイドでは、Claris®FileMaker Pro™ (以下、「FileMaker Pro」といいます)を利用して、優れたパフォーマンスを発揮する FilleMaker カスタム App を設計・構築するためのベストプラクティスをご紹介します。なにげなく作ったカスタム App のパフォーマンスをこのガイドに沿って最適化することにより、次の2つの大きなメリットが得られます。
・開発者やそれを引き継ぐ担当者が、より簡単にカスタム App を保守・運用できる。
・カスタム Appを利用するすべての人が、より高い満足感を得られる。」
en-USとして書き出されたテキストは以下です。
正しく抜き出された部分に下線をひきます。
「1. Ig
ZOtTROId. Claris® FileMaker Pro™M (IT, (FileMaker Pro ¿u
†3 FileMaker App • App D/\
•」
下線部分以外と半角記号以外は、正しく抜き出されたものではありませんでした。
例えば1行目の「1.はじめに」は「1.Ig」、2行目の「このガイドでは、」は「ZOtTROId.」と抜き出されています。
このようにオブジェクトデータに格納されているテキストの言語と抜き出す言語が異なる場合は注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。
日本語対応がされたことで本関数の使い所が広がるのではないでしょうか。
私はもう少し本関数の検証を進めたいと思っています。
引き続き検証を行い、今後皆様に情報をお伝えできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。