【Claris FileMaker】カスタムApp の品質向上 ~イエスウィキャンの新しい取り組み~

2023年01月26日 10:00 AM

その他


みなさま、こんにちは!

今回は、弊社における Claris FileMaker のカスタムAppの品質向上に対する新しい取り組みをご紹介いたします。

カスタムAppのテストについては既に2022年10月のブログでご紹介させていただきました。

まだ読まれていない方は是非ご一読いただけると嬉しいです。

ブログでご紹介したカスタムAppのテストはもちろんのこと、別の角度からも品質向上への取り組みを進めている最中です。本ブログではその中から以下の4項目をご紹介いたします。

①ヒアリングへの開発者同席

②お客様向け使い方説明会実施

③社内開発者向けレビュー実施

④納品後振返り

ヒアリングへの開発者同席

お客様からご要望などをお伺いするフェーズ「ヒアリング」に開発者が同席します。
弊社では従来コーディネーター(営業)のみでヒアリングを行うようになっていますが、そこに開発者も加わり一緒にヒアリングを行うことを少しずつ始めています。

一緒にヒアリングを行うメリットですが、開発の立場で直接お客様に細かい確認ができるため仕様確認の時間が短縮される、また実装のイメージなども共有できることがあげられます。
お客様の雰囲気も開発者が感じ取れるというのは開発に良い影響があると思っています。

お客様向け使い方説明会実施

開発中のどこかのタイミング、主にβ版納品時に開発者がお客様にシステムの使い方をレクチャーします。
特に新規開発されたシステムの場合は大切な工程になります。

使い方がわかる資料があったとしても、実際に画面を見ながら説明をうけていただくことでお客様によりご理解いただけると思っています。
また開発者がお客様の率直なご意見や反応に直接ふれることができますので、開発者にとっても良い刺激になるようです。

社内開発者向けレビュー実施

開発者が他の開発者に向けてシステムのレビューを行います。
レビューといっても開発中のシステムの紹介であったり、技術的な相談会のようであったり様々です。
正確にはレビューとは言わないかもしれませんが便宜上レビューと呼んでいます。

このレビューは、一人で開発をしているとなかなか他の開発者のシステムを見ることは少ないということもあり好評を得ています。
また開発手法について自分が考えているものよりもっと良い手法があるのでは・・・といったモヤモヤを解決できる場でもあったりします。
実際に現場では「こう作ろう、と思っていたがレビューしてみて別の手法について聞くことができた。結果そちらの方が良いことに気づき作り方を変更した」といった声がありました。

私が以前別の業界にいて経験浅い駆け出しプログラマーだった頃は先輩方のレビューに参加し多くのことを学ばせていただきました。
又経験を積んでからは後輩たちにレクチャーをしたり、サンプルを提供するなどして参りました。
その時はチームによる開発を行っていたので他の開発者のコードを見る機会がたくさんありましたが、現在弊社で行っているFileMakerの開発ですと、なかなかチーム開発する機会が少なく他者の開発したものをみる機会が少ないように思えます。

色々な意味でこの工程は良い影響を生み出すのではないかと期待しています。

納品後振返り

こちらは、お客様に納品した後に発生した不具合を開発者とサポートメンバーで振返ります。
不具合が発生した場合、原因と対策を話し合います。
今後の対策について開発者自身にも考えてもらいますしサポートメンバーも考えます。
同じような不具合を起こさないチームの体制づくりを目指しています。

また他のシステムでも起こりうる不具合と判断したものは開発部門のメンバーに共有するようにします。再発防止に向けての取り組みです。

以上、弊社の取り組みの一部をご紹介しました。

まだまだ手探りの部分もあり、ご紹介した取り組みがすべての案件に適しているわけではありませんが、このような積み重ねが品質向上につながると考えています。
又この取り組みにより得たデータも蓄積して品質向上につなげていきたいと思っています。

一朝一夕にはいかない長い道のりでしょうが、地道に1つ1つの活動を積み重ね少しでも前進し、お客様により良いシステムをご提供できることを目標に努力を続けてまいります!

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。本ブログが少しでも皆様のお役に立てば幸いです。