FileMaker Pro 13を利用したFileMaker Server 13へのアップロード(公開)方法
2014年03月13日 10:25 AM
はじめの一歩
FileMakerのVer13からの新機能でFileMaker Pro 13からFileMaker Server 13に、直接アップロードができるようになりました。
今回はその方法について解説いたします。
まずはアップロードしたいFileMakerファイルにネットワーク共有の設定を行います。
1.アップロードしたい対象のFileMaker Pro ファイルを開きます。
2.[FileMaker ネットワーク設定]ダイアログボックスを開きます。
⇒[ファイル]-[共有設定]-[FileMakerクライアントと共有]
3.[FileMaker ネットワーク設定]ダイアログボックスで[ネットワーク共有]を[オン]にします。
4.[現在開いているファイル]からホスト対象のファイルを選びます。
5.ファイルに対するネットワークアクセスを設定します。
・[すべてのユーザ]を選ぶと、ネットワーク上のすべての FileMaker Proユーザがそのファイルにアクセスできるようになります。
・[アクセス権セットによってユーザを指定]を選ぶと、各ユーザに設定されているアクセス権によってネットワークアクセスが制限されます。
・[ユーザなし]を選ぶと、FileMaker ネットワーク経由でのアクセスができなくなります。
6.[OK]をクリックします。
以上で、アップロードの為の準備が整いました。
それでは続いて、FileMaker Pro 13からFileMaker Server 13へアップロードする方法です。
1.FileMaker Pro 13のアプリケーションを起動します。
※ここでアップロードしたいファイルを開いて以後の手順を実施すると、
開いているファイルはアップロードできない旨のエラーが表示されます。
⇒アップロードしたいファイルを開いて作業をしてしまう事が多々あるので注意して下さい。
※※アップロードしたいファイルを開いて作業を行いたいという方の為にブログの最後に方法を記載します!
2.[ファイル]-[共有設定]-[FileMaker Server にアップロード]から[FileMaker Server にアップロード]ダイアログを開きます。
3.[ホスト]からアップロードしたいFileMakerServerを指定します。
4.指定したFileMakerServerのAdminConsoleの名前とパスワードを入力して[次へ]をクリックします。
5.[参照]をクリックして、アップロードしたいファイルを指定します。
⇒[変更]からアップロード先のDatabaseフォルダを指定する事も可能です。
⇒[アップロード後に(サーバー上の)データベースを自動的に開く]にチェックが入っているとサーバーで公開されたファイルが自動的に開きます。
※ファイルを自動的に開くとは、FileMakerServerへアップロードされたファイルが公開されることを示しています。
アップロード完了後にFileMakerProで対象ファイルが起動するという意味ではありません。
以下のTEST.fmp12はチェックを入れなかった場合のAdminConsoleの状態。
TEST2.fmp12はチェックを入れた場合のAdminConsoleの状態です。
TEST.fmp12はアップロードはされましたが、FileMakerServerで公開はされておりません。
6.[アップロード]をクリックします。
7.[終了]をクリックします。
⇒[FileMaker Pro で開く]にチェックを入れていると終了後にFileMaker Proからアップロードしたファイルが起動します。
以上です。
この方法でアップロードしたファイルはもちろんローカルPC内にも残ります。
ローカルに残ったファイルを起動すると次のメッセージが表示されて、FileMakerServerで公開されているファイルということを教えてくれます。
簡単な操作でアップロードする事が可能になりましたので、未だにServer機へログインして…対象ファイルをコピーして…
AdminConsoleを起動して…という作業をされている方は是非ご活用ください。
最後に
アップロードしたいファイルを開いて作業を行いたいという方へ。
アップロードの為の準備が終わりましたら、アップロードしたいファイルを開いて下さい。
画面上部のステータスツールバーの中に「共有」というアイコンが有りますので、
「共有」→「FileMaker Server にアップロード」をクリックします。
すると、以下のダイアログが表示されて、自動的にファイルが閉じられます。
その後の手順は上記と同様になりますが、手順5のファイルを指定する作業が不要となります。
(開いていたファイルが指定されている状態になります。)