【YES!フレッシュマンズブログ】 Claris カンファレンス 2025に参加しました!
2025年12月01日 10:00 AM
2025
イエスウィキャン若手メンバーでお届けしています
「Yes!フレッシュマンズブログ」!!
今回は、先月開催された Claris カンファレンス 2025 についてです!
■ Claris カンファレンスとは?

Claris カンファレンスは、ローコード開発ツール「Claris FileMaker」やワークフロー自動化サービス「Claris Connect」、Webアプリ作成ツール「Claris Studio」を活用して、DX や業務効率化、働き方改革、ビジネスの変革などを目指す方のためのイベントです。Claris が日本で主催するイベントの中で最大のカンファレンスでもあります。全3日間開催され、成功事例や実践的な活用方法など約 70 の多彩なセッションのほか、参加型のワークショップ、Claris の関連会社が出展する展示エリア等すべて無料でご参加いただけます。今年はAI関連のセッションも多くみられました。
今回、ブログメンバーの小林、高橋がそれぞれセッションに登壇したので、
若手メンバーのセッションについて、当日までの準備や当日の会場の様子等お伝えしていきます!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~「失敗しない」システム開発のために~ リアルな事例から学ぶ要件定義の進め方のカギ!
11月5日(水)14:50~15:15
システムコーディネーター 小林 由芽

■概要
柔軟性の高いFileMakerを使った内製化開発では、開発の自由度が高い分、しっかりとした要件定義がとても重要です。今回は、弊社が要件定義のサポートをした事例をもとに、「どんな工夫が効果的だったのか?」や、実際に要件定義でつまずきやすいポイントをお伝えしました。
■準備の裏側
昨年のカンファレンスで私が担当しありがたいことに好評だったセッション、『~「失敗しない」システム開発のために~ 要件定義は本当に必要なの?』のシリーズ第2弾として今年のテーマを決めました。
昨年のセッションはYouTubeで公開されています。
~「失敗しない」システム開発のために~ 要件定義は本当に必要なの?
昨年セッションの準備がギリギリになってしまった反省を生かし、テーマ決めは今年の4月頃からスタート。「次はもっとリアルな話がしたい!」という思いで、事例ベースの内容にしました。
「この事例、うちにもあてはまるな~」と聞いた方が自分の立場に置き換えて考えられるような内容になるように、聞きに来る方が知りたいことはどんなことだろうという点を意識しました。
■当日の様子
私のセッションはお昼過ぎの時間帯。ランチ後の眠気が心配でしたが、会場にはたくさんの方が来てくださっていて、うれしい驚きでした!
去年のセッションは、Clarisカンファレンス自体初めてだったということもあり緊張でガチガチでしたが、今年はお客様との距離が近く、反応を感じながら話せたので、少しだけ余裕を持って話すことができました。
ただ、マイクの向きが横すぎて、「お客様の方を向いて話したいのに、マイクが…!」というジレンマに悩まされました(笑)
来年はマイクの位置にも気を配れる余裕が持てると良いなと思います。

■今回の感想・学び
今回のセッションの準備、発表を通して、「要件定義ってやっぱり大事!」ということを改めて実感しました。セッションが終わった後に質問に来ていただいたお客様もいて頑張ってよかったなと報われた思いです。
来年ももしセッションを担当する機会があれば、もっとわかりやすく伝えられるように頑張ります!
セッション以外の反省点としては、1日目が終わった後にちょっと気が緩んでしまったのか2日目・3日目は声がガサガサに…。
せっかく来てくださった方に聞き取りづらい声で話してしまったのが心残りです。
来年は大量ののど飴とはちみつを抱えて万全の体制で挑みます!
AI 初心者でもできた! Claris FileMaker で始める“ RAG +メール返信生成“入門
11月7日(金)11:10~11:55
システムコーディネーター 村山 大貴
システムアドミニストレーター 髙橋 日菜子

■概要
問い合わせメールへの対応を自動化するため、カスタム App に蓄積された過去の案件情報をもとに、AIが類似案件を抽出し、返信メール文を作成するプロセスを構築した取り組みをご紹介しました。この仕組みでは、「 RAG 処理を実行」や「モデルをファインチューニング」といった新ステップを取り入れています。
■準備の裏側
このセッションは私含め2人で登壇しましたが、実は5人チームで半年以上かけて作り上げてきました。AIをテーマに何かできないかと4月頃から動き始め、 Claris プラットフォームで何ができるか、どうせなら社内で活用できるシステムにしたい、などと考え今回のセッションにたどり着きました。5人で何度も打ち合わせを行い、お客様の窓口となるコーディネーター側の意見を取り入れつつ要件を固め、システム開発のクリエイターの技術力によってシステムを構築し、初心者~中級者まで伝わるようにプレゼン資料を準備してきました。
はじめは、私自身もRAGって何?ファインチューニングと何が違うの?という状態でしたが、何度も何度も先輩に質問しなんとか自分の言葉で説明できるくらい理解できました。それと同時にこんな複雑な処理をスクリプトステップ1つでできるの?!と Claris FileMaker に改めて驚かされました。
■当日の様子
ありがたいことに3日目の午前中でありながら、カンファレンス内で一番大きい会場にてほぼ満席で迎えることができました。45分という長めの発表ではありましたが、機材トラブル等もなく、ご参加いただいた皆様もとても真剣な表情で集中して聞いてくださり、それが後押しとなって自信をもって発表することができました。
また、セッション直後から、ご参加いただいた方に質問をいただいたり、わざわざ出展ブースにお越しいただき「興味があるので、もう少し話を聞かせてほしい」とお声掛けいただいたりと、早速うれしい反響がありました。

■今回の感想・学び
今回初のセッション登壇で準備期間は緊張でハラハラしていましたが、当日はなぜか思ったほど緊張せず、お客様の顔を見ながら話すことができたかなと思います。周りの方からも堂々としていてすごくよかったという声をいただけて嬉しい限りです!しっかり準備して臨んだ結果が出せて良いデビュー戦になりました。ただ、今回はチームで進めてきたこともあり、高いクオリティが出せたとも感じています。自分一人ではもっとあたふたとしていたと思います。来年もセッションに登壇する心構えで、高クオリティのものをお届けできるよう今から準備していきたいです。
~イエスウィキャン 今月のニュース!~
「今月のニュース!」では、イエスウィキャンの社内の雰囲気が少しでも伝わるよう、日々の出来事やイベントをお届けしています!
さて、今年の Clarisカンファレンスで、弊社はなんと 「Claris Partner Education Leader of the Year」 を受賞しました!
この賞は、FileMakerの体験セミナーやWebセミナーを積極的に開催し、教育に大きく貢献した企業に贈られるものです。
受賞発表後、弊社メンバーとClaris CEOのRyan McCannさんと撮った記念写真がこちら。
(残念ながら有城代表はタイミング悪く席を外していました…笑)

今回の受賞は、私たちにとって大きな励みになりました。しかし、ここで満足することなく、これからもFileMakerユーザーの皆さまに役立つ情報や学びを届けるため、さらに努力を続けていきます。
次の一年も、セミナーの開催を多数予定していますので、ぜひご期待ください!
