Claris ID を取得してみよう!

2020年06月11日 10:00 AM

Claris FileMaker 19


Claris FileMaker Cloud を使用する場合に必要な Claris ID について掘り下げてみたいと思います。

それでは簡単な用語の整理から行いたいと思います。

 

◇Claris ID とは?

Claris FileMaker Cloud でホストしているカスタムAppの認証を行うためのIDです。

また Claris Connect の開発ユーザーも、Claris ID で管理が可能です。

 

◇Claris Customer Console とは?

Claris FileMaker Cloud と Claris Connect を管理することのできるコントールです。

サブスクリプションの管理や、Claris IDなどの管理が可能です。

Claris FileMaker Cloud を購入した場合、まずはこのコンソールにアクセスすることになります。

購入後アクセスをすると、まずは購入者のみ登録がされている状態です。

他のユーザーから Claris FileMaker Cloud へアクセスを行うためにはユーザーを追加し、ライセンスを割り当てる必要があります。

 

◇ユーザー追加手順

Claris Customer Console へアクセスをおこないます。

「ユーザー」タブをクリックします。

「新しいユーザーを招待」 をクリックします。

必要な項目を入力し「送信」をクリックします。
今回はライセンスユーザーのみチェックを入れて進めます。

それぞれ項目の意味は以下の通りです。

・電子メールアドレス
Claris ID として登録されます。
未登録の場合、新規でClaris IDの登録が必要になります。
今回は未登録の状態です。

・ライセンスユーザーとして追加
Claris FileMaker Cloud へのアクセスするためのライセンスの設定です。
ライセンスを付与していないユーザーは Claris FileMaker Cloud へアクセスすることができません。

・チームマネージャとして追加
Claris Customer Console や FileMaker Cloud Admin Console へアクセスをおこない管理を行うことができる権限です。
チームマネージャでないユーザーは Claris FileMaker Cloud へファイルのアップロードを行うことができません。

登録アドレス宛に「Filemaker Cloud ・・・ に参加しましょう」という内容のメールが送信されます。
メール本文「参加」をクリックしてください。

 

このとき Claris ID として登録されていないIDの場合、ID作成画面が表示されます。
必要な項目を入力し画面下部にある「続行」をクリックします。

 

登録アドレス宛に、検証コードが送付されます。
入力をおこない「確認」をクリックします。

 

「Claris ID が作成されました。」と表示されました。
登録したIDでログインしてみましょう。

 

2要素認証の設定画面が表示されます。
設定をおこなうと、Claris ID でログインするたびに登録電話番号へ検証コードが送られ、それを利用してサインインすることになります。

 

今回は「スキップして後で電話番号を追加する」にチェックをいれ
処理を進めます。

「始めましょう」をクリックします。

同意にチェックを入れ「続行」をクリックします。

無事 Claris Customer Console にサインすることができました。
これでIDの登録は完了です。

 

画面を確認すると「ホーム」「サブスクリプション」しか表示されていません。
これは先ほどのID登録時点でチームマネージャの権限を設定していないためです。

次回は、今作成したIDでカスタムAppにログインできるように設定してみたいと思います。