「Claris Connect」を期間の制限なく無料で利用できるようになりました。
2023年07月10日 10:00 AM
ニュース
Claris FileMaker 2023のリリースからしばらく経ちましたが、そのニュースリリースに以下の記載がありました。
『ワークフロー自動化プラットフォーム「Claris Connect」を期間の制限なく無料で利用できる無料利用枠の提供を開始します。』
今回はその具体的な内容についてご案内をさせていただきます。
そもそもClaris Connectって何ができるの?
ここでClaris Connectとはどのようなサービスなのか、改めてご説明をさせていただきます。
Claris Connectは2020年3月にリリースされたサービスで、
異なるアプリケーションを連携することでワークフローを作成できるクラウドベースの統合プラットフォームです。
例えば、Claris FileMakerで作成した契約書をクラウドサインに送り、承認がされたらSlackへ通知するといったようなワークフローをノーコードにて作成することができます。
さらに詳細について知りたい方はClarisが提供している以下の動画をご覧ください。
今回、2023では何が無料になったの?
FileMaker2023のリリースに合わせ無料で提供されるのはどのようなプランなのでしょうか
以下のサイトに料金表がございます。
https://www.claris.com/ja/pricing/connect
ここで19の時にClaris Connectを利用していた方の中には
「以前あったDeveloperというプランは無くなってしまったのか?」と思われるかもしれません。
実はそのDeveloperが Claris FileMaker 2023リリース後、無償利用枠に変わったというのが今回の変更点で
スペック等につきましては特に変更がありませんので、Developerの利用料金 \2,260(税抜)/月額が無料になったということになります。
今まで無料評価版はあっても「それなりの期間をかけて検証したい」といった方には物足りない部分があったかと思いますが、それらの問題が解消し、かなりお得なサービスになっているのではないでしょうか
無料プランのサービス内容は?
プランの内容を見ると
・稼働フロー上限数:無制限数
・フローステップ数:500/1ヵ月
・接続可能なApp数 :なし
とあります。
ここでちょっと気になるのは「接続可能なApp数:なし」の部分です。
AppというのはChatworkやクラウドサインのようなWEB上のサービスを指しますが
一見すると、Appに接続することができないの?と思うかもしれません。
米国のWebサイトも確認してみると「App Limit:None」ということで
日本語にすると、「使用可能なApp数:無制限」のほうが的確な表現のように思われます。
無料プランで
制限があるのは1ヵ月に使える”フローステップ”の数です。
では、”フローステップ”というのは何を指すのでしょうか
Claris Connectでは[トリガ][アクション][条件分岐][エラー処理]※など、
フローを構成する一つ一つのステップ(操作)のことを総称してフローステップと呼びます。
ですので、この一連の流れが1回動くと1フローステップを消化した ということになります。
※用語については以下の弊社ブログを御参照ください
Claris FileMaker 2023ではよりClaris Connectとの親和性が高まりました。
また、これまではFileMakerとClaris Connectを連携させる際にはFileMaker側で「URLから挿入 」ステップを利用し、cURLオプションの指定が必要だったために多少敷居が高い印象がありましたが、Claris FileMaker 2023 で新しく追加された「Claris Connect フローをトリガ」スクリプトステップを利用することで、設定内容がこれまでよりもわかりやすくなりました。
「Claris Connect フローをトリガ」スクリプトステップの詳細は弊社ブログを御参照ください。
【Claris FileMaker 2023】新機能 ~「Claris Connect フローをトリガ」スクリプトステップ~
サービス開始時には連携できるコネクタにも限りがございましたが、現在では約70種以上のコネクタが対応可能となっており、今後も増え続ける予定です。
コネクタを見つける(英語)https://www.claris.com/connect/apps/
いかがでしたでしょうか
今回、Claris Connectが無料化されたことで、ローコード開発プラットフォームである Claris FileMaker と、アプリケーション統合プラットフォーム(iPaaS)の Claris Connect をユーザーの方々にもっと ”一緒に” ご利用いただき、更に大きな価値やイノベーションを
Claris プラットフォームを構成するサービスのひとつとして
Claris Connectは今後日本でもリリース予定のClaris Studio(https://www.claris.com/ja/studio/)などとの連携により、
より皆様の業務効率をアップさせるサービスになるかと思います。
この機会に無料プランを有効に活用し、ぜひClaris Connectの利便性を体験してみてください。
「こんなことはできないのか?」「今使っているこのサービスは対応している?」などなど
もしわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。
よろしくお願いします。
また、弊社ブログで過去にClaris Connectについて記載した主な記事が以下にございますので
こちらもあわせてご参照ください。
Claris Connectを使って、「Typeform」で作成した問い合わせフォームからClaris FileMakerに情報を流してみよう!
Claris Connectを使って、「Typeform」で作成した問い合わせフォームからClaris FileMakerに情報を流してみよう!
Claris Connect を使って、FileMakerからSMSを送信! Media SMS コネクタを試してみた!
Claris Connect を使って、FileMakerからSMSを送信! Media SMS コネクタを試してみた!
Claris Connect で Outlook と Claris FileMaker を連携させよう
Claris Connect で Claris FileMaker と電子契約サービス「クラウドサイン」を連携しよう!
Claris Connect で Claris FileMaker と電子契約サービス「クラウドサイン」を連携しよう!(動画あり)
BOX Notes のコメントを Claris Connect を使ってTeams に通知を送ろう