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熊さん:ご隠居、実は相談がありまして、ひとつお知恵を貸して欲しいのですが、いかがなものでしょう。
ご隠居:なんだい、馬鹿に丁寧じゃないか。
熊さん:あっしが長屋の皆の名簿作り頼まれましたよね。この前。
ご隠居:そうそう、八さんと先日そんな話をしていて、結局熊さんが長屋40人全員の名簿を作ってくれることになったんだよね。それがどうしたんだい。
熊さん:その名簿出来上がったんで印刷してちょいと縁側において置いたらね、それが無くなっちまったんですよ。
ご隠居:あれま、大変だね。
熊さん:でね、八さんってあの性格でしょ。やれ「責任を取れ!」だ「賠償問題!」だって言うでしょうね。
ご隠居:だろうな。
熊さん:「だろうな」なんて簡単に言わないでくださいよ。けど盗まれたんですよ。盗んだやつが悪いんですよ。
ご隠居:あながちそうとも言えないな。宇治市の住民基本台帳が流出して、宇治市が管理責任を問われた判決が昨年あり、宇治市側に住民一人当たり15,000円の賠償判決が出たな。
熊さん:待ってください。1.5かける40人分だから・・・。60万円か、痛いなー。
ご隠居:それは被害のなかった場合だ。現在ビューティサロンの顧客名簿流出では、被害が出ているので1人あたり115万円が裁判で争われている。
熊さん:えっ、被害が出たら・・・。4千万円!こりゃ、てーへんだ!
ご隠居:個人情報保護法もそのうち施行され、ますます「情報」に対する保護とセキュリティを考えなければならない時代になってきたな。
熊さん:勝手に話をまとめて、終わりにしないでください。どうせあっしの無くした名簿はご隠居が持っていてくれているんですよね・・・。
ご隠居:ホントに知らんな。
熊さん:えーーーっ。
(長屋40人の個人情報の行方は如何に。次号に・・・続かないと思う)
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