熊さん:ご隠居、最近流行の「ビジネス特許」って何ですか?

ご隠居:広い意味では「独創性の有る新しいビジネスサービスの特許」のことを言う場合と、狭い意味では「IT技術を使った特許」という場合もあるな。

熊さん:例えばどんなことが、それなんです?

ご隠居:熊さんもインターネットで本を買ったことがあるだろ。マウスでクリックして。それが特許だよ。

熊さん:は?

ご隠居:初めて購入する場合は、名前や住所やクレジットカードの番号を入力するが、2回目以降本を買うときには、いちいちそれらを入力しなくて済んで便利だな。

熊さん:ああ、あれですか。確かにマウスをクリックするだけで済みますよね。しかしあれが特許になるんですか?

ご隠居:アメリカでは、裁判で現在係争中だが、一時裁判所から差止め命令が出て、そのサービスを停止したサイトもあるぐらいだ。

熊さん:ふーん。そんなあいまいなもんでも良いんですね。

ご隠居:日本でも遅ればせながら特許庁が真剣に取り組み始めていて、申請事例はうなぎのぼりだそうだ。しかしITの主導権をアメリカに握られた遅れを取り戻そうとする思惑が、ここに見え隠れしている。

熊さん:では、ご隠居、また。

ご隠居:あっさりしているじゃないか。熊さん。いつもの熊さんなら、ここで張り切るはずなのに。

熊さん:いや、つかみ所がまったく無いんで。おそらくこの筆者もぜんぜんわかっていないんでしょうね。