熊さん:おっ、ご隠居、相変わらずインターネットやってますね。元気だね。こりゃいつまでもくたばらない筈だ。

ご隠居:なんだい、はなから。

熊さん:今流行のB5ノートを膝に乗っけて・・・、っと。あれ?電話線がつながってないよ。それでもインターネットが出来るんですかい?

ご隠居:これが今はやりの無線LANだよ。居間においてあるアクセスポイントから台所を通ってこの縁側にやってくるんだ。

熊さん:そのわりには部屋の中は静かですね。

ご隠居:無線だよ。電波だよ。見えないよ、そんなもん。

熊さん:そうですかい、あたしゃなんだか気味が悪くってね。なんだか体の中を通り抜けていくみたいで。間に立つと、俺の胃袋がレントゲンみたいに映ったりしてね。

ご隠居:あながち不思議じゃない話をしよう。この無線LANの周波数は2,400MHzだ。

熊さん:めが・へるつ?????なんだ、わかんねーぞ。頭痛がしてきた。

ご隠居:まあいいや、その周波数帯は水を固有振動させる周波数2,450MHzの帯域も使う。

熊さん:難しい事言うなよ。頭がくらくらする。

ご隠居:その性質を応用したのが電子レンジだ。2,450MHzの周波数を直接放射して物体の水分を振動させ熱を発生させるのだ。したがって無線LANの帯域と近いことで問題点を指摘する研究者もいる。

熊さん:じゃあ今、俺の頭が熱くなったのは、そのせいで?