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ブロードバンド時代が到来し、これを機会に社内ネットワークを充実させようと計画している企業も多いと思う。それらのほとんどは専門業者にお願いする事になると思うのだが、出てくる見積が果たして妥当なのか気になるところ。そこで今回はそんな際のヒントや注意点をいくつか上げてみたいと思う。
●見積の内容をきちんと端的に説明できるか?
例えば「ネットワーク設定料 2万円×25台分 = 50万円」という項目があったとする。普通は「ネットワークの設定だからまあこんなものだろう。」と思ってしまいがちなのだ。こんな時に「詳しい作業内容とそれにかかる工数を教えて欲しい。」と聞いてみる事だ。もしここで「だらだらと技術的な説明」が始まったら要注意。
「ネットワークの設定」にも様々な設定があり、それはネットワークや機器構成によってかなり左右される。要するに見積を出す側から言うと「ブラックボックスにしやすい」ところなのだ。極端な場合「1台あたり5分で終わる」設定もあれば、「半日以上かかる」場合もある。
「TCP/IPの設定10分、DNS設定15分、インターネットブラウザ・メールの設定25分、ネットワークプリンタの設定20分云々・・・。合計1台あたり2時間15分かかる予定です。従って@10,000ですので・・・」と説明できればこの業者は信頼が置ける。(もちろん@10,000が妥当かどうかは別の判断だが・・・)
● 導入後のメンテナンスやフォローに言及しているか?
ご存知の通りIT機器にトラブルはつき物なのが現状である。例えばメールが使えない、ウィルスに感染した等で業務上とても大きな損害を蒙る事がある。その場合その業者はどんなフォローをしているのか聞いてみる事だ。
「いつでも連絡をしてください。」こんな返答は要注意。システムのフォローといっても様々なタイプが考えられる。
トラブル発生の場合「出来るだけ早くお伺いします。」ではなく、「その日中にお伺いします。」というように具体的な日時を決める事も大切だ。
さらにこれらのフォローに料金を一切発生していない業者は論外である。トラブルメンテナンスに料金がかからないはずは無く、もし仮に発生させていない場合、はじめはきちんとフォローするがそのうちその業者が苦しくなり、はじめのサービスレベルが維持できなくなり、挙句の果ては喧嘩別れ。なんてケースを数多く見てきた。
また最近では「トラブルを解決する」メンテナンスから「トラブルの発生を防ぐ」メンテナンスに移行し始めている事もつけ加えておく。
● 将来を見据えた提案をしているか?
提案内容に「将来を見据えてこれだけ費用を用意してください。」のような項目があればその業者は合格である。ここ数年のIT関係の変化と今後の技術革新を考えると、10年も持つネットワークというのはほとんど不可能であろう。しかしせめて今後1,2年の変化は予想しなければならないし、それを見据えないでネットワークを構築するとなると、大変な事になる。
例えばネットワークにつなぐハブ、これはネットワークのコネクタの数(ポート)が決まっており、それぞれ4、8、16、32と増えていく。もし現在の台数だけでハブを設置した場合、いざパソコンの増設という段になり、ポートの多いハブに新しく買い換えなければならないなんてことになる。
今後ネットワークのスピードは現在の100Mから1,000へと変化していくであろうし、更にはブロードバンドの普及に伴い「インターネット電話」「VPN(※1)」等の新しい技術が一般的になるはずである。
それらをできるだけ見据えた提案をするべきであるし、またそれこそプロの仕事であろう。
またユーザーである皆さんも、ブラックボックスに惑わされないで、そこの部分をきちんと要求していくべきである。
※ VPN(virtual private network) →インターネットを利用して構築されたネットワーク
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